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#163 10/20 JFL 第29節 AC長野パルセイロ vs FC町田ゼルビア

-天皇杯で勝ち上がっていることが経験となり、リーグ戦においてチームにいい影響を与えていますか?
「天皇杯では格上が相手なので、非常に難しいゲームになることが多いのですが、我々はリーグ戦と天皇杯を区別して考えているのではなく、しっかりと「1試合ずつ」という感覚で戦っているので、特に影響を与えているとか思っておりません。ただ、天皇杯で勝っていること関しては、自信に繋がっていることはあると思います。しかし選手たちは、それにおごることなく、浮かれること無くしっかり日々を過ごしているからこそ、リーグ戦でも結果を出し続けていると思いますよ」

-今日の守備面での評価はどうでしょうか?
「守備に関しては100点をあげられる状態であったとは思えません。危ないシーンであったり、少し慌てていらないファールをしてしまったところなどは課題として残していかないといけないし、またそういうところをビデオとかでしっかり分析して、彼らに伝えて、彼らがそれを解消して行ってくれることを望みたいし、そういうことをやって行けばもっと守備は安定するし、もっとパーフェクトにやれるんじゃないかなあと思っています」

-宇野沢選手を早めに交代させた意図は?
「点差が開いたということと、相手のCBの選手が少し(当たりが)強めで、ファール気味に来ていたことや、カードをすでに1枚もらっていることもあったので、交代させました」

-サイド攻撃の連係が良かったが、その点のこだわりとは?
「ウチは前線に高さがある訳ではないので、しっかりとボールを繋ぎながらポゼッションして攻めるのが形であり、その起点になるのがサイドだと思っています。そこにある程度人数を掛けている中で、たまにゴール前に人がいなくなってしまうこともありますが、サイドをいかに崩して行くかが鍵であり、ディープなとこまで崩して行くことを一番大きなテーマとしているし、そこに多少人数をかけていますが、そこの崩し方についてはかなり良くなって来ていると思います」

(了)

(著書プロフィール)
市川伸一(いちかわ・しんいち)
1971年、埼玉県生まれ。NHK番組制作スタッフ、グラフィックデザイナー、雑誌・web編集者を経て、現在はフリーライターとして活動。ザスパ草津チャレンジャーズを中心に、JFL、地域リーグなどマイナーサッカー界中心に取材を続ける。これまでの主な寄稿先は『スポーツナビ』『J’sサッカー』『エルゴラッソ』など。この他にも、グルメ情報サイトや中古車情報誌など、他分野においても活躍中。

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