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#8 10.7 東京クラシック特集(全5回) ~第1回 東京ヴェルディ編~

10月7日(日)に行われるJ2 第37節 東京ヴェルディ vs FC町田ゼルビアの『東京クラシック』

東京偉蹴FOOTBALLでは、J2リーグも終盤に差し掛かった今、両クラブそれぞれの目標や、東京クラシックに賭ける意気込み・想いなどを、全5回にわたってレポートします

~第1回目は、10.7をホーム味スタで迎え撃つ東京ヴェルディの特集です~

育成年代から凌ぎを削ってきた2つのクラブ。現在、東京Vユースで指揮を執る冨樫剛一監督も、両クラブの長い歴史を知る人物のひとりだ。中学1年生から読売クラブ(現・東京ヴェルディ)の下部組織に入った冨樫剛一は、当時(80年代後半)のFC町田(現・FC町田ゼルビア)をどのように見ていたのだろうか。

東京クラシックの歴史を知る冨樫剛一・東京Vユース監督

「僕らの時のクラブユースや各大会でライバルになるのは、三菱養和SCとFC町田でした。本当に強い相手という認識の中で、自分達のライバルと捉えて戦っていました。もちろん僕らの代にも、セレクションで受かって町田から読売に来た選手がいますし」

当時、町田には育成年代の選手達が更に上のレベルを目指せる地元のトップチームが無かった。その為、進路を考える年齢になると、高校や他のクラブチームに人材が流れることになった。読売ユースにも、町田から有望な選手が入ってきた。

「町田の上手い選手は僕ら(読売ク)の方に来ると思っていました。実際に来て、何人もの選手(※1)がプロになっているので、そういう目でも見ていました。試合をやりながら上手いなと思う選手もいましたし、こういう選手がウチに来るのかな、と思ったりすることもあった。僕らの中で、町田はサッカーの盛んな街で、良い選手が出てくる地域という認識でした」

それから20年の時を経て、現在、FC町田ゼルビアがJリーグに昇格、このカードは東京クラシックと称されるようになった。この試合の展望を、冨樫監督はこう語る。

「積み重ねた歴史があるから、今の順位を超越したゲームになると思います。順位はヴェルディが上(※2)かもしれないけど、簡単に勝てる相手ではないし、町田もいろんな思いを含めて向かってくると思うので、受けて立てないと思う。ヴェルディが100パーセントの力で戦った上でどういう結果が出るかだと思うので、重要なゲームになると思っています」

※1 町田出身で読売クラブからプロ選手になった代表例は、北澤豪、藤吉信次、山口貴之など
※2 9/17 J2 第34節 終了時で東京ヴェルディは6位、FC町田ゼルビアは22位

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