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#163 10/20 JFL 第29節 AC長野パルセイロ vs FC町田ゼルビア

AC長野パルセイロ・美濃部直彦監督

「今日は1位と4位、2位と3位の対決があるということで、今日のゲームをしっかり勝ちきれれば、3位以下のチームにとっては(展開が)非常に苦しくなる。ということを考えると、今日のゲームは優勝に向かって大事なゲームであるという位置づけをして試合に臨みました。

結果については非常に満足出来るゲームだったし、まあ、少し難しいゲームになるんじゃないかなあと思っていました。ただ、町田の心境を考えると「今日のゲームは絶対に落とせない」ということから、彼らの方がモチベーション的には高いんじゃないかという予想をしていたし、それから雨も降っているし、そして試合が始まってみればオウンゴールからスタートしちゃったりと、その辺りから考えても(やはり)難しいゲームであるというイメージを持っていたのですが、攻撃の方が上手く機能して点が取れたことは良かったと思います。

特に戦術的に言えば、サイドのところでかなり取れた(起点となれた)んじゃないかなと思うし、1点目のクロスであったり、何回かサイドを破ってゴール前にボールを入れて行くというところは良かったと思います。まあ、雨の日のピッチで相手(守備陣)にストレスを与えるのは、やはり相手のゴール前にボールを入れることだと選手に伝えて、それをやってきて相手が何回からエラー(ミス)した。そこで追加点を取れたことは非常に大きかったと思います。まあ、まだ5試合ありますが、さっきカマタマーレも勝っていたようなので、後は一騎打ちなる感じがしますから、我々は1試合ずつ大事に戦って、落とさないでしっかり勝ち点3取って行けるよう、残り試合を集中してやっていきたいと思います」

-5点入りましたが、勝利という部分から考えて、一番価値があったのはどのゴールでしたか?
「それぞれいいゴールだったと思いますが、やはり前半の流れの中でオウンゴールからスタートしたということを考えると、すぐに追いつくことが出来た宇野沢のゴールはチームに落ち着きをもたらしてくれたと思います。もし、前半が0-1で終わっていたら、彼ら(町田)のモチベーションは非常に高くなっていたであろうし、そういう意味では、あそこですぐに追いつくことが出来たことにより、我々は落ち着くことも出来たし、しっかり繋いで崩して行けば追加点も取れるだろうと感じさせてくれたことも大きかったです」

-相手がブロックを作ってくる中で、効果的なサイドアタックが出来た要因は?
「システム上、(相手の)サイドが開いてくることはわかっていたし、ゼルビアのスライドが(予想以上に)遅かったので、サイドで起点をつくることができ、なおかつ前を向いて余裕を持ってプレーすることも出来ました。そのあたりの、相手のスライドが遅い点をしっかり突けたことや、最近はクロスの精度、ゴール前でのシュート精度ということを(練習から)問題(課題)としていたので、そのトレーニングをしっかり積んで来てことにより、(ゴール前で)入るタイミングも良かったし、中に入る人数を多めにすることもできました。2点目、3点目はごちゃごちゃした中での得点でしたが、やはり人数がかかっていたからこそ、生まれたとも思っています」

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