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#15 横河武蔵野FC 依田博樹 強化担当 インタビュー Vol.1

-今までクラブに強化担当という職はあったのでしょうか?

依田 いえ、私が初めてです。そういう意味では(このポジションも)模索しながらやっていこうと思います。自分の役割については、いま言ったような話を選手達にも話しました。

-依田さんは強化担当の立場として、ピッチレベルだけでなく運営にも関わっていくのでしょうか?

依田 運営全体には携わっていかないでしょう。現場の選手、スタッフ、ドクターやトレーナー、といった組織を束ねる。そこに対して人、物、金、情報などを私の所で管理していくという立場。運営事務局スタッフの高橋や白石達とも、情報交換をしながらやっていくという形ですね。

「横河は企業チームなのか、クラブチームなのか。理解してもらう為の努力もしていきたい」

-現在の横河は、横河電機(株)の社員がいるので完全な企業チーム(実業団)だと思っている人も多いと感じます。実態はクラブチームという形ですし、そうした“中間的な存在”になって大変な部分はありますか?

依田 現場レベルで大変な事って実はあまりなくて、大変なのは運営スタッフの方だと思います。例えば(営業で)外を回る時に、支援をしていただける話もあるみたいなんです。でも『横河電機(企業)のクラブなんでしょ?』と言われてしまう事もあるそうです。『なのに、なんで私達が支援するの?』と。今言った“グレーの部分”で一番大変なのは、外で頑張ってもらっている事務局スタッフの方々だと思います。

-では、クラブチームになって良かった部分はありますか?

依田 それも意外と私の中では変わっていないですよね(笑) 私が1998年に来た時も、経路は違いますけど、横河電機の社員選手以外にも様々なタイプの選手がいました。プロ選手というか、サッカーをしてお金を貰っていた選手もいました。それから、横河電機の派遣社員のような形で働いて、サッカーをやっている選手もいましたし。後は、他の企業で働きながらウチでサッカーをやる選手。当時から、そういう現実があったので、現場レベルではそんなに大きな変化を実感できていないんです。

-立場が変わった事で、今後は新しい発見があるんでしょうね。

依田 毎日あるでしょうね。まだ“現場が第一”という感覚が抜け切れていないので、徐々に慣れていければと思っています。現場、周りの方々、サポーター、お金を出してくれる方々、それから試合を運営してくれる方々。その全体を見られる立場になります。私は、現場の人達には現場に集中してもらえるようにやっていきたい。そして、現場以外での繋がりを、もっと広げていければと想っています。

<Vol.2に続く>

(了)

<プロフィール概略>
依田博樹…1975年6月14日生まれ。習志野高、中央大を経て1998年に横河電機入社、同好会サッカー部(当時)に所属。現役時代は、関東リーグ、全国地域リーグ決勝大会優勝などを経験し、28歳で現役引退。2004年から3年間コーチを務め、2007年より監督に就任。2009年には攻撃的なサッカーが実を結び、クラブ史上最高のリーグ2位になる。2012年には、天皇杯でJ1・FC東京を下すなど躍進し、ベスト16に導いた。
今シーズンより強化担当の職に就き、これからクラブ運営にも携わる事となった。

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