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#33 早稲田ユナイテッド 今矢直城 監督 インタビュー Vol.1

-焦らずやっていく方針との事ですが、Jリーグに何年に上がるという具体的には考えていないですか?

今矢 一応、自分の中では何年までにJに上がるというのはあって、それを岩崎社長ともプランを作って、お互いで共有しています。プランは作ったんですけど、僕も正直忘れました(笑) J2に2025年、J1が2035年とか、かなり先の話ですね。5年、10年くらいで行くようだと、どこかで急降下するんじゃないかと思います。ポンと出てポンと消えるのではなくて、しっかり作ってやっていくのが良いのかなと。もちろんチャンスがあって予定より早く上がるのも良いと思いますけどね。

-2014年から新たにJ3がスタートしますが、いきなり名乗りを挙げるクラブもありました。そういう現状は見ていていかがですか?

今矢 僕自身、気持ちは焦っていますけど、プラン的には焦らない目標を立てています。J3に関しては悪いとは思わないですけど、それならJFLは無くした方が良いのかなと。存在意義が無くなるというか。以前、J1上位10チームくらいのプレミアリーグを作る話があったと思うんですけど、あれは凄く面白いと思いましたね。

「JプレミアがあってJ2とJ3がある。その下は地域リーグでも充分に盛り上がりを作れると思うんですよね」

例えば6~8チーム降格する制度を作って、J1を10~12チームくらいにして本当のトップチームだけを集めて競わせる。J2、J3があっても良いんですけど、J1のプレミアリーグにはテレビも入るしお金も入る、その10チームは絶対に潤うという形を作る。それでJFLは無くして関東など各地域リーグに所属して、地域密着のチームをたくさん作る。その中からわずかなチームだけがJ3に上がれるようにする。そうすれば地域リーグのレベルも上がって盛り上がると思うんですよね。

地域的にも例えば、関東リーグであれば近いから応援に行きやすい。JFLだとアウェイも遠いじゃないですか。そうやって地域リーグを盛り上げてその中から、Jに行けるというチームだけがJ3に参入していく。そういう形であれば、僕個人としては応援したい。今の形は正直あまり納得出来ないです。

-今矢さんはドイツでもプレーされていますが、ドイツは3部でも恵まれていましたか?

今矢 相当恵まれていましたよ。僕がいたチームでさえ4面くらいピッチがあって、控え室がスタジアムの下にあってジャグジーやサウナもあった。だいたい1万人前後は毎回入りますし、その時デュッセルドルフが3部だったんですけど、デュッセルドルフが2部昇格を決めた試合は5万人入っていましたね。

-ドイツの3部はどのチームもそのくらいの環境があるのですか?

今矢 毎試合、1万人前後は入るんじゃないですかね。ドルトムントのセカンドチームのような所は300人、400人くらいだと思うんですけど、地域のチームに関しては1万人前後はほぼ入ると思います。アマチュアのチームを除けば、平均で1万人は超えると思います。

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