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#33 早稲田ユナイテッド 今矢直城 監督 インタビュー Vol.1

-チームには早稲田大学以外の選手も在籍していますが、どういう経緯で加入しているのですか?

今矢 ホームページから来る場合もありますし、僕の知り合いの指導者からの紹介だったり。それから国士舘から来る選手に関しては、ユナイテッドにいる国士舘OBの選手が後輩を紹介してくれています。国士舘に関しては後輩を連れてきてくれたりという流れがありますね。練習試合を以前やった時に、どうしても欲しい選手が一人いて、それは副田(大雅)なんですけど。彼に関してはうちにいる土田(康太郎)に言って、声をかけてくれとお願いしました。副田も海外に行きたい気持ちがあったようで、じゃあ1年間ユナイテッドでやってくれないかと。本人もここまでチームの軸としてやってきてくれています。うちに来る流れは色々ですけど、やはり人と人との繋がりが一番大きいですね。

-松井選手は、現在は他のチームでプレーしているのですか?

今矢 松井はドイツの5部か6部のチームに行っていて、苦しみながらやっていますよ。ゲルト・エンゲルスさんを紹介して、エンゲルスさんの知り合いのチームにいくつかテストを受けに行ってという感じですね。

-早稲田ユナイテッドには、いずれは海外でプレーしたいという選手がいますよね。

今矢 副田もそうですし、白井(豪)も。今は怪我していますけど岩本も、いずれは行くと思いますね。

-今矢さんが早稲田ユナイテッドと関わるようになったのは、岩崎勇一郎社長との出会いがきっかけですか?

今矢 それも人と人との繋がりなんですけど、最初の出会いは凄く薄かったです。僕のTOCの活動を応援してくれていた方の知り合いが、岩崎社長の知り合いの知り合いくらいだったんです。僕と岩崎社長のやりたい事が一致しているのを、その知り合いの一人が覚えてくれていて。僕は指導をしたい、岩崎社長はそういう活動をやりたいけど指導者がいないという事で引き合わせてもらって、それが2009年ですかね。

-実際に岩崎社長と会って、描いているビジョンなど共感出来るものは多かったですか?

今矢 同じような事を考えているなと思いました。岩崎社長は海外に住んだ事は無いと思うんですけど、そういう環境(日本にいながら海外で通用するサッカー選手、人の育成)を日本でも作りたいという意味で同じビジョンを持っているのかなと。この人となら一緒にやっても面白いと思いました。早稲田ユナイテッドというチームがあって、いずれはJリーグへという気持ちを持っている。そのチームに監督として自分が関われる。それは僕のやりたかった事でもありますし、選手生活を終えて指導者としてのチャレンジもやり甲斐があると思っていました。

「まずはTOCの活動をしっかりやる事。J昇格はもっと先の話ですね」

-岩崎社長からは早稲田ユナイテッドをJリーグに導いて欲しいという思いも託されていますか?

今矢 それはどうかわらかないです(笑) 僕自身も将来的にそうなれれば良いなというのはもちろんあります。ですがTOCの活動をやりながらフルタイムの監督の仕事に就くというのは難しい所もあるので、まずはTOCの活動をしっかりやりたいと思っています。そちらの方が大事だと思いますし、その中でTOCの事業が5年後か10年後か分からないですけど、ちゃんと後継者もいて、自分の監督としてのチャレンジに専念出来る時が来ればやりたいですね。その時に早稲田ユナイテッドがどうなっているか分からないですけどね。

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