#23 横河武蔵野FC 小林陽介選手&冨岡大吾選手インタビュー Vol.2
横河武蔵野FC特集 第7弾 小林陽介選手&冨岡大吾選手 ロングインタビュー Vol.2
横河武蔵野FCの攻撃の要として活躍する小林選手と冨岡選手のロングインタビューの第2弾。若手選手が多くなる中、ベテラン選手として、他クラブを知る選手として、チームを牽引する事を期待されている。前回 Vol.1 に続き、選手生活での思い出、東京のサッカーシーン、そしてこれから始まる天皇杯・東京都予選や、JFLのライバル・FC町田ゼルビアとの対戦について伺っている。(インタビュー日:2013年6月)
-ここまでの選手生活でピークだと思う瞬間は何でしょうか?
冨岡 去年の天皇杯(※1)ですね。自分は公式戦でJ1チームとそんなに対戦した事がないので、柏レイソルとの試合は厳しいけど楽しかったです。今までに無い感情が出ましたね。身体も動いたし、全く疲れませんでした。試合の1週間前からオカシイ感じで、頭の中も全部その事(柏レイソル戦)ばっかだったし。
-そういう体験はそれまで有りませんでしたか?
冨岡 JFLのリーグ戦でも試合に向けて気持ちを上げていきますが、今までに無い感じの試合でした。ましてや2011年のJ1王者だったので、普段のリーグ戦の心構えとは違う感じでしたね。
-小林選手は松本山雅FC時代に浦和レッズと天皇杯で対戦(※2)されましたね。
小林 まさか勝てるとは思わなかったですね。
冨岡 勝ったもんなあ~(笑)
小林 あの時は無我夢中でやっていたというか。
-FWの怪我で急遽スタメン出場だったそうですね。
小林 はい。自分の中でも、浦和レッズを解雇になった時に「いつかまた違うチームで対戦して勝ちたいな」とどこかで思っていましたが、まさか本当に勝てるとは思いませんでした。
-他に記憶に残っている瞬間はありますか?
小林 不思議な感覚があったっていうのは、その年(2009年)の地域決勝(※3)の決勝ラウンドですね。やる前には(5日間連続の試合日程で)相当厳しいだろうなと思いました。ただ、ピークというかハイになっていたのか自分自身でも分からないですけど、意外と出来るんだなと思いました。目標があって、サポーターも一杯いて地域も盛り上がって、という時は全然疲れないですね。
※1 2012年 天皇杯2回戦はMF岩田がFKを決め1−0でFC東京に勝利。4回戦の柏レイソル戦は0−1と惜敗
※2 2009年 天皇杯2回戦で小林選手所属の松本山雅FC(当時4部所属)が2-0で浦和レッズに勝利している
※3 当時、北信越リーグ1部に所属していた松本山雅FCは、第45回 全国社会人サッカー選手権大会で優勝。第33回 全国地域サッカーリーグ決勝大会 決勝ラウンドを2勝1敗で優勝し、JFLに昇格する