#16 東京23FC 中山友規選手 インタビュー
-具体的なチームを挙げるとすると、どこでしょうか?
中山 (昨年の関東リーグ2部)2位だった日立ビルシステムさんは、戦えるチームだなと思いました。関東リーグ1部に上がって、個人個人で上手い選手もいるなと感じます。
-日立ビルシステムは前線に長身の選手もいて、競り合う機会もあったと思います。
中山 基本的に負けると思ってやっているわけじゃないので、相手の良い選手を止める事を考えていました。
「JFLへの昇格は紙一重だった。でも、そこで負けてしまうのが弱い部分」
-昨年の全社では2回戦で福島ユナイテッドFC(現在JFL所属)に敗れる結果でした。
中山 個人的にはあまり良いプレーが出来なくて、チームとしても硬かった。うまく噛み合わなかったというか。相手も経験のあるチームで、上手い選手もたくさんいたので、やり難さはありました。福島に勝っていれば、ウチがJFLに上がっていたと思っています。相手が上手いなかでも出来る部分はあったので、本当に紙一重だったと思います。でも、そこで負けてしまうのが弱いところですし、改善しないといけないです。
-福島ユナイテッドはJFL開幕も好発進しましたが、やはり自分達があの場にいたかったですか?
中山 (2011年の)全社で優勝した時も、地域決勝で勝っていれば(JFL昇格)という流れでした。それが2年続いているので、今年どう変わっていけるかが大事だと思います。
-今オフには新しい選手も入りましたが、ここまでのチーム作りを振り返っていかがですか?
中山 まだ新加入の選手達が遠慮しているところはありますね。ウチは練習時間が短いので、その中でどれだけコミュニケーションを取ってやるかだと思うんです。ウチの良いところはチームワークですし、新しい選手は特徴があるので、早くチームにマッチしてくれればと思います。
-新しい選手をチームの輪の中に入れるには何が大事でしょう?
中山 以前からチームにいる選手達は仲も良いですし、その中にいきなり入っていくのは難しいと思います。なので、僕達からもどんどんコミュニケーションは取るし、向こうからも来て欲しい、という両方ですね。これからもっと、お互いの事を理解していくと思うので、そうすれば自然とマッチしていくと思います。
-先日3/24の東京カップ 準決勝ではFC KOREA(同じ関東1部所属)に敗れました。リーグ開幕まで、もう少し実戦経験を積んでおきたかったですか?
中山 僕らは今まで、東京カップは一番下(のカテゴリー)から戦ってきました。公式戦は練習試合と比べて緊張感が全然違いますし、一番下から勝ち上がって行くなかで、調子や勢いを上げてきた部分があります。なので、今年はいきなり強いチームとやるという事で、感覚を掴みきれなかったところはありますね。追われる立場にもなりましたし、僕達に『やってやろう!』という気持ちがもう一つ足りなかったのかなと思います。
-チームが去年から成長した部分はありますか?
中山 去年やってきた事を更に上積みしていくなかで、経験を活かしていければなと思います。悪い時間帯があると、それがずっと続いてしまっていました。今年は上手く切り替えて、『どうやって自分達のサッカーに戻せるか』という事を考えながらやっています。