TOP>>インタビュー>>zelvia-interview>> #25 FC町田ゼルビア 深津康太選手 インタビュー

#25 FC町田ゼルビア 深津康太選手 インタビュー

FC町田ゼルビア 深津康太選手 ロングインタビュー


J2復帰を至上命題とするFC町田ゼルビアにとって、リーグ残り10試合(9/14)の時点で3位という成績は本意ではないだろう。前期はなかなか勝ちきれず、監督解任という事態も発生。そこから何とか持ち直し、最後の追い込みをかけている。そんなゼルビアを最終ラインから支えているのがDF深津康太。体を張って相手の突破を防ぎ、空中戦では他を寄せ付けない。試合終盤の疲弊した時間帯には、声でチームメイトを鼓舞する。

東京ヴェルディから3年ぶりに古巣に復帰した深津選手。ヴェルディでレギュラー格に成長した彼が、JFLに降格したゼルビアに戻ってきた理由とは。そして1年でのJ2復帰に向けた思いなど、リーグ中断期の1ヶ月間じっくりとお話を伺っている。(インタビュー日:2013年8月)

8月中旬、猛烈な日差しが照りつける中、FC町田ゼルビアは精力的にトレーニングを積んでいた。グラウンドからは、楠瀬直木監督代行の声も、選手達の声もよく聞こえる。JFLは1ヶ月の中断期間に入っており、チームはリーグ残り10試合のラストスパートに向けて調整を続けていた。グラウンドの隅では、別メニュー組の選手達が練習に励んでいた。その中に、深津康太の姿も確認出来る。開幕からゼルビアを支えてきた守備の要は、リハビリの日々を過ごしていた。

Jで進化を遂げた深津康太 J2復帰へチームを牽引する

深津 首を少し痛めてしまって、ヘディングをした時に痛みが増してしまいました。それで、今は別メニューで調整しています。日常生活も大変で、車の運転もそうですし、寝ている時も痛い。どうやって寝たら良いのかわからないし、朝起きた時の痛みが、半端じゃなかったですね。(-楽な体勢は?)無いんですよね。生活のどんな場面でも首は使うので。食事の時もそうですし、振り向けない。そういう意味では運転が一番怖かったかな。

深津自身はコンディションを万全の状態に戻す事が最優先だが、チームにとってもこの中断期間は大事な時間だった。

深津 試合がないこの1ヶ月間は本当に大事。新しい選手も入ってきているし、第一にチーム内で競争があるのは凄く良い事。競争があるからみんな伸びると思うし、またゼロからのスタートだと思っています。凄く楽しみだし、この期間でチームが一回り大きくなれば良いなと」

JFL前半戦で秋田豊前監督が解任となり、楠瀬監督代行がチームを率いる事になった。楠瀬監督代行は、ゼルビアサッカーの根幹でもあるパスワークやポゼッションといった部分を、より大事にしている印象を受ける。リーグ再開までに、身につけられるものは全て身につけたい所だ。

深津 楠瀬さんになって一人ひとりの球離れも早くなっていますし、パスを出して動くのが基本という風になってきた。少しずつ変わっていっているのかなと思います。比べる事ではないと思いますけど、実際にやっていて球離れの早さなどを求めるのは、ヴェルディに似ているなと感じます。

◆前後のページ | 1 | 2 3 4 5 6