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#164 10/26 JFL 第30節 FC町田ゼルビア vs カマタマーレ讃岐

『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #164

J2昇格争い 崖っぷちのFC町田ゼルビアが意地の勝利


10/26(土)14時 町田市立陸上競技場
JFL 第30節 FC町田ゼルビア 2-1 カマタマーレ讃岐

1-5というショッキングな敗戦となった、前節・AC長野パルセイロ戦。上位対決ではあったが、両者に横たわる差は大きなものだった。

J2復帰に黄信号が灯るFC町田ゼルビアのこの日の相手は、カマタマーレ讃岐。首位と勝点差1で2位につけており、今のゼルビアより“格上”だ。

そんな相手に対してどのようなプレーを見せるのか、J2復帰にどれだけ思いを燃やしているのか。サッカーの内容以上に、選手達の“気持ち”が問われる試合だった。

前半はカマタマーレのプラン通り

この日、ゼルビアは3バックで臨んだ。この意図を楠瀬直木監督代行はこう説明する。 「相手の2トップが匂いを嗅ぎつけられるので、2対2だと1点くらい取られるかもしれない。また、太田も調子が良かった」

強力2トップに対して数的優位を作って対応し、経験豊富な太田の存在が周囲に安心感をもたらす。最終ラインから丁寧にパスを繋ぐゼルビアは、2トップとトップ下の距離感も良く、そこにMF庄司悦大がパスをつける。そうして中央を狙いつつ前半7分には、FWテレが受けて左サイドに繋ぐとMF田中貴大のクロスにMFアンデルソンが頭で合わせた。

立ち上がりは相手を押し込んでいたが、讃岐がボールを動かし始める。14分、FW木島良輔がドリブルで持ち込み左足で狙う。次第に両サイドを突かれるなど、ゼルビアは守勢に回る時間が増えた。

それでも、前半はゼルビアの方がボールを支配していた。しかし、讃岐としては想定内だった。北野誠監督が言う。 「カウンター一発を狙おうと、抑え気味にしていた。ウチの方がゴール前にボールを運べていたので前半はプラン通りだった」

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