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#153 9/15 チャレンジリーグ 第21節 スフィーダ世田谷FC vs ASエルフェン狭山FC

『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #153

スフィーダ世田谷FC 一時は同点に追いつくも1-3の敗戦

9/15(日)12時 駒澤オリンピック公園陸上競技場
プレナス チャレンジリーグ 第21節
スフィーダ世田谷FC 1-3 ASエルフェン狭山FC

スフィーダ世田谷FCにとって2週続けての受難だった。前節・ノジマステラ神奈川戦は試合途中に雨足がどんどん強まり試合が中断。その間にピッチが浮き上がる現象が発生し、結果的に試合中止となった。

そして、この日はホーム最終戦。クラブは初の有料試合を開催するなど、意気込みも十分だった。しかし、台風18号接近の影響から朝から大雨が降り続いた。雨だけでは中止にならないが、好カードだけになるべく整った環境の中での試合を見たかった。それは、この日を楽しみにしていた全ての人に共通する願いだったのではないだろうか。

そんな願いが通じたのか、試合開始時に雨が上がった。その後は降ったり止んだりの不安定な状況が続いたが、試合に影響を及ぼすほどでは無かった。

内容は良かったが、前半で力尽きた

スフィーダは勢いよく相手にプレスをかけ、ボールを奪おうとチャレンジを繰り返す。試合の入り方はまずまずだった。だが、ASエルフェン狭山FCの入りが悪かったかと言うと、必ずしもそうではない。落ち着いてボールを動かしながらを相手の隙を狙っており、MF伊藤香菜子、MF大野忍、FW荒川恵理子の“ビッグ3”が絡んだ時はゴールの予感が漂った。

高い集中力を持って臨んだスフィーダは4バックの連携も良い。DF田中麻里菜とDF臼井理恵が声をかけ合い、統率されたラインコントロールでオフサイドの網にかけた。

だが、一瞬の隙を逃さないのが、エルフェン。前半13分、FW奈良美沙季のスルーパスに荒川が反応し、左足で流し込んだ。ディフェンスラインに生まれたわずかなギャップに抜け目なく入り込み、アウェイチームが先制した。

めまぐるしく変わる天候のように、試合の流れも変化していく。18分、臼井リスタートを左サイドで受けたDF永田真耶が精度の高いクロスを送る。これに飛び込んだのはMF森仁美。右足のつま先で捉えたボールは、ポストに当たってゴールへ吸い込まれた。

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