TOP>>レポート>>MATCH OF THE WEEK>> #153 9/15 チャレンジリーグ 第21節 スフィーダ世田谷FC vs ASエルフェン狭山FC
matchreport

#153 9/15 チャレンジリーグ 第21節 スフィーダ世田谷FC vs ASエルフェン狭山FC


これ以外にもスフィーダにはゴールのチャンスがあったが、追加点は奪えず。最小失点に抑えて同点に追いつけた事は評価出来る。しかし、前半は明らかに飛ばし過ぎだった。

「相手のボール回しに走らされた」と森が振り返る。それにしっかり対応し、ボールを奪う所までは出来ていた。しかし、「持っても焦ってただ前に蹴る事しか出来ない状況でした」。

前へ前へという意識が強まるあまり、もったいないボールロストが多かった。せっかくのマイボールを相手に渡してしまい、また走らされるという悪循環に陥っていた。

前に出てきたエルフェン・伊藤に自由を与えてしまう

「前半の内容が酷すぎて、自分のプレーも散々でした。それが凄く悔しい」

エルフェン・伊藤の言葉だ。前半は下がり目の位置からボールを散らし、チームにリズムをもたらしていた。スフィーダの選手が前半で疲弊したのも、伊藤のプレーが大きかった。それでも全く満足出来なかった。状況を変える為に、伊藤はポジションをより高い位置に取った。後半8分、右サイドを駆け上がってボールを呼び込むと、クロスを大野が合わせた。

伊藤が攻撃センスを発揮し始めた頃、スフィーダの選手達の足が止まり出す。中盤が間延びし、そこを自由に使われる。また、人は足りていても一歩が出ず、狭いスペースを伊藤と大野のパス交換で何度も破られた。

前半は帰陣が早かったからスペースを埋める事が出来た。それによって田中(麻)と臼井は、荒川の監視に専念出来たのだが、次第に守備陣の負担が増えていった。

耐え続けた防波堤が崩れたのは、後半26分。荒川のボレーシュートのこぼれを伊藤が左足でネットに突き刺す。鬱憤を晴らすかのような強烈な一撃だった。37分には、右サイドからDF薊理絵が持ち込み、ニアサイドの上をきれいに射抜いて3点目。スフィーダは田中(麻)を前線に上げる為、DF岡田あやめの投入を準備していた。しかし交代直前に3点目を奪われ、「プランが崩れた」(川邊健一監督)

フォワードにポジションを移した田中(麻)だったが、直後に足をつってしまう。強力攻撃陣を相手に懸命な守備を見せていたが、疲労の蓄積は仕方のない事だった。試合終了のホイッスルが鳴ると、スフィーダの選手達は天を仰いだ。悔しさは残る。しかし、手応えは確かにあった。

◆前後のページ | 1 2 | 3 4 5