#147 8/22 東京都サッカートーナメント準決勝 東京23FC vs 日本体育大学
『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #147
東京23FC 準決勝敗退で2年連続の天皇杯予選・決勝進出はならず
8/22(木)19時 味の素フィールド西が丘
東京都サッカートーナメント 準決勝
東京23フットボールクラブ 1-3 日本体育大学
あっけない幕切れだった。先月、JFL・FC町田ゼルビアを相手にシビれる試合を演じた東京23フットボールクラブ。しかし、この日の味の素フィールド西が丘で、あの時のような姿を見る事は出来なかった。
日本体育大学が好チームだったのは間違いない。東京23FC・米山篤志監督が「相手が学生か社会人かは重要ではない」と言ったように、あくまでも『決勝に進む為に乗り越えなければならない試合の一つ』という位置付けだった。
出足はそこまで悪くなかった。前半3分に、FW天野徹の左クロスをFW河村太郎が詰めて相手ゴールを脅かす。14分には、CKからファーサイドのDF中山友規が折り返し、FW山本恭平が頭で狙うもライン上で相手選手がブロック。
23分の場面では、CKのこぼれを拾ったMF猪股聖哉がスルスルとエリア内に侵入し、クロスに中山が合わせた。これらのうちどれかが決まっていれば、東京23FCが主導権を握る事が出来たかもしれない。しかし、スコアを動かせなかった事で、日体大が勢いづいていく。
序盤のチャンスを決め切れず、流れを相手に渡す
日体大・FW北脇健慈は序盤から、最終ラインとの駆け引きを繰り返して裏のスペースを突こうとしていた。かと思えば、下がってボールを受けて遠目からシュートを放つなど、ゴールを意識したプレーを見せる。
徐々に日体大が攻め込むと、39分にスコアが動く。相手陣内でMF稲垣祥がボールを奪うとそのまま前進し、丁寧なラストパスをFW長谷川健太が決めて、日体大が先制に成功した。
相手の流れを断ち切りたい東京23FCだったが、4分後のチャンスも日体大。稲垣が、ここしかないという絶妙なタイミングでスルーパスを通す。これに反応したMF梅村徹が右サイドを抜けるとドリブルで持ち込み、GKとの一対一を落ち着いて制した。