#147 8/22 東京都サッカートーナメント準決勝 東京23FC vs 日本体育大学
試合後の両チーム監督コメント
東京23フットボールクラブ・米山篤志監督
-試合を振り返っていかがですか?
「日体大がすごく良いチームだというのは織り込み済みでゲームに入りました。それでも、やはり素晴らしいチームだったと思います」
-前半、ドリブルで抜け出されるシーンが多かった印象です。
「上手い選手はやはりドリブルは上手なので、それは仕方がない。そこも駆け引きなので、抜かれる場面もあるかと思います」
-日体大にはどのような印象を持っていましたか?
「何試合か見ましたけど、その通りにはならないんでしょうのがゲームです。上手いチームなので、ボールを繋ぎながら攻撃を構築していくチームだなと。スタイルとしては、うちと遠くないかなと思っていました。主導権の奪い合いで、もう少し競った状態で推移出来れば良かったんですけど、主導権を握られる時間が長かったので、そこはキツかったですね」
-学生が相手でしたが、その辺りはいかがですか?
「学生だろうと社会人だろうと、2試合を勝たないと東京都代表にはなれない。次に進む為に必要な試合なので『学生だから』とかは考えていませんでした。そこが重要な事ではなくて、結果を残していく事が一番大事だと考えていました」
-なかなかパフォーマンスが上がらなかったように思いますが?
「コンディションの持っていき方が上手くいかなかったのかなと思います。相手に封じられたというのも大きかっです。ただ去年の予選だったり、この前のゼルビア戦のような、ああいう震えるようなシーンをもう少し見せられれば良かったなと思います」
-後半はなかなかエリアの中に入っていけなかったですが?
「上手く守られましたし、ボールを持っている時間が短いから少し苛立つ部分もありました。単調なプレーや攻め急ぐシーンがあったと思います。その結果、なかなか決定的な形を作る事が出来なかった」
-MF山下選手を投入する時はどのような指示を送ったのですか?
「いつも通りやってほしいと。チャンスメイクも出来るし、ゴールに直結する動きも出来る。そういうプレーを、自分の役割としてやってほしいと話しました」
-実際に流れも変わったかなと思います。
「そうですね。でも、やはり状況が難しかったので、彼も中から行き過ぎてしまってスペースを消す事もあったかなと思います。まあ展開的に、どうしても取りたいと思うのは、責任感の強い証拠です」
-日体大と戦って一番やりづらい所は何でしたか?
「取りに行けば回されるし、行かなければ運んで来る。基本的な事が出来るチームでしたね」
-町田戦のような震えるシーンが無かったのは、相手によって力の出し方が変わってしまうという事ですか?
「好不調の波は、ある程度少ない範囲の中でここまで戦ってきています。たまたまこの晴れ舞台で、好不調の波の、谷の部分に当たってしまったのかなと思います」
-この試合に向かう中で、選手へのアプローチで後悔している事はありますか?
「それは沢山ありますよ。試合に送り出す前にこんな事を言えば良かったなというのもあります。言わなければ良かったなというのもありますしね。選手達は本当によくやっていると思いますし、素直な良い奴らです。それだけに、こちらの働きかけに対しての反応があるので、言葉のかけ方にも少し神経は使います。今日はせっかくの舞台なのにアレコレ言い過ぎたかなというのはあります。もう少し彼らに思い切って楽しんでもらって、良さを出すというのを引き出したかったですね」