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#90 10/17 全社 決勝 福島ユナイテッド vs FC KOREA

FC KOREA・MF朴 世訓

-ゴールシーンを振り返っていかがですか?
「ラストパスをくれた載龍が前を向いた時に、自分がもらえると思ったので、声を出してもらったら、ファーストタッチでフリーになれた。後は落ち着いて決めるだけでした。ただ、今日はあのゴール以外何もしていません」

-後半、前線にポジションを変えましたが?
「今まで載東さんに前線でタメを作ってもらっていたんでが、後半はその役割をしてくれという事でやりました」

-前半、前線に収まり所がなかった中でやりにくさはありましたか?
「ユナイテッドさんのプレスが早かったので、なかなか余裕を持たせてくれませんでした。後ろ向きでもらうと前を向かせてくれないですし、前を向いてもらっても詰められて、スピードに乗ることが難しかったです。自分的には前後半通して抑えられたなと思っていたので、それも含めて監督が、フォワードで気分転換というか視野を変えてやらせてくれたと思います。でも、なかなか起点にはなれなかったので、チームに対しては非常に申し訳ないなと思っています」

-相手に退場者が出て流れが変わったと思いますが?
「中盤の底で競り合いが強い選手だったんで、前半は相手も前から来て、一歩目も早かったですけど、退場したのが後半というのもあって、相手は足が止まってきていました。逆にウチが良い形でカウンターという場面も増えてきたと思います。ただ、何とも言えないですけど、11対11だと押し込まれてやられていたと思います。退場者が出るまでは押し込まれた状態だったので、対策というか、しっかり主導権を握れるような試合をしていかないと上を目指せないと思います。後1ヶ月あるんで、しっかりやっていきたい」

-後半の約20分間は数的優位に立ちましたが、そのまま延長戦に突入しましたね。
「チームには焦りは無かった。80分間で決めたかったですが集中もしていたし、ウチが決められるなという雰囲気より、やられないっていう雰囲気が強かった。慌てずワンチャンスが来るのを待って戦っていました」

-今回の5連戦を終えてみていかがですか?
「層が薄いのはウチの弱点でもありますが、今回はチーム力でカバーしたのもありますし、試合に出ていない選手もしっかりサポートしてくれました。やはり皆が同じ目標に向かえたというのが心強かったです。ただ、ウチには試合が終わったらすぐ帰れる地元がありました。対戦相手の疲労の方が断然大きかったと思うし、それが準決勝までは前半リードの試合展開にもなったと思う。地域決勝は、逆に自分達が遠征をするので大変になると思います。連戦の疲れは、3勝という目標も達成できて、そこから『優勝したい』という目標がまたできて、しっかりモチベーションでカバー出来たかなと。まぁ準決勝も全く動いていないですし今日も何もしていないですけど、要所要所、チームとして皆が試合の流れを分かってきたなと。ここはマズイなという時はしっかり動いていますし、逆にチャンスの時は後ろからサポートが入っています。80分間を通して、質は低下していると思うんですけど、相手が頑張ってくる所をそれ以上に頑張れているというのは、チーム力がついてきているなと感じます」

-今のFC KOREAには勝負強さがあると思います。
「リーグ戦の最終節とか残留争いから、負けられない試合をやってからこの大会に入ったので、勢いもありますけど、ディフェンスが安定できたというのは自信を与えてくれていると思います」

-全社予選決勝のS.C.相模原戦は快心の勝利だったと以前おっしゃっていました。今回、相模原と並ぶ強豪の福島ユナイテッドFCに勝利しました。どちらも再び地域決勝の決勝ラウンドで対戦する可能性があります。
「相模原戦は完全に自分達が主導権を握れていました。ただ福島戦jは完全にペースを握られた中でワンチャンスをモノにしただけなので、次の地域決勝で当たることがあれば、流れを掴めるようにしていかないといけない。地域決勝の1次ラウンドは『結構良いグループに入ったかな』というのが本音なんですが、全社は他チームはみんな遠出してきているので、ベストじゃない所もあると思います。地域決勝の出場権を得ていたチームは、もしかしたら落としてきた可能性もあったかと思います。それでも、自分達は自分達でしっかりやる雰囲気を作ってやれていたので、後1ヶ月、もう一回しっかり見つめ直していきたいなと思います」

(了)

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