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#6 1/29 FC町田ゼルビア 2012新体制発表会

新体制発表会後の囲み取材コメント②

MF戸田和幸
-最後のクラブと言っていたが?
「他には行かない。このタイミングで来た以上、ここで良い仕事をしたい。膝も全然痛くない。足に力があって踏ん張れる。以前はそれもわからないくらい酷い怪我だった。」
-チームについて
「去年のベースがあるのは大きい。“去年はかなりみっちりやっていたんだな”という印象。練習もチームによってはただ走るだけというのもあるけど、ゼルビアはボールを使ってやっている。サッカーをやりながらフィジカルも上げていける。この1週間はちょっとキツかった。ケアも沢山したから次の朝には動けていたけど。でも、バテることもなくできて自信がついた。この時期は90分が長く感じる。少しずつ感覚を戻していく。」
-実戦に向けて
「やれると思う。気になることは全部解決していく。ゲームをやればわかることもある。その中でコミュニケーションを取った方が合わせやすい。常にゴールを意識した中で、どういうプレーをするのはゲームでこそわかる。」

DF津田和樹
-チームについて
「まだ誰がレギュラーとかは無く、日によって組み合わせを変えている。監督も色々と見たいんだと思う。」
-4バックが好きか?
「特にこだわりはない。4バックをやることの方が多いけど、清水で3バックもやったことがある。FWをやれと言われたら無理だけど、DFラインなら3枚でも4枚でも。」
-アルディレス監督について
「ポポビッチや相馬さんとサッカーの考え方は似ている。そのうち個性が出てくると思うけど、ボールを繋いでというのは同じ。」
-練習で印象に残ったことは?
「チームでやっていこうという意図を感じる。皆でシンクロしてブラジル体操をしたり、お互いに声を掛け合ったり、コミュニケーションを取っている。チームでやるという事を練習を通して伝えようとしていると思う。」
-基本スタイルは変わらないか?
「変わらない。監督は変わっても町田には少年サッカーとゼルビアがある。それがアイデンティティだと思う。」

MF鈴木崇文
-Jリーグに挑戦について心境は?
「やっとスタートラインに立ち、怖い部分と楽しみな部分がある。ゼルビアでJ1に行き、プレーしたい。」
-去年は飛躍の年だったと思うが?
「去年は前半戦は点も取れていたが、後半戦で失速してしまった。年間通してのコンディション調整が難しかった。今年はペースがわかっているので大丈夫だと思う。」
-Jリーグクラブと対戦してみて
「結局気持ち次第だと思いました。天皇杯も前半は何もできなかった。気持ちで一歩引いてしまった。」
-アルディレス監督について
「まだわからないけど持ち味は出せると思う。攻撃は自由にやらせてくれる。責任感を持ってやっていきたい。」
-対戦してみたい選手は?
「愛媛の渡邊一仁選手。大学の先輩なので。」

コラム③ ~鈴木崇文 加入3年目で得たJリーグへの挑戦権~

遂にJリーグ昇格を果たしたFC町田ゼルビア。しかし、多くの選手にとって初めてのJリーグとなる。不安も大いにあるだろう。ただ、同じくらい可能性を秘めていることも間違いない。中でも、大卒3年目を迎えるMF鈴木崇文には、ゼルビアを引っ張っていく力がある。昨シーズン、JFLで二桁得点を決める活躍を見せ、アシストでもチームの勝利に大きく貢献した。

Jリーグの舞台に対して鈴木崇は、「やっとスタートラインに立てた。怖い部分と楽しみな部分、両方ある。学生の頃から目標はJ1だった。ゼルビアでJ1に上がりたい」と、Jリーグに思いを馳せる。昨シーズン、トレーニングマッチや天皇杯でJクラブと対戦した。その中で、通用する部分とこれからの課題がわかった。「通用する部分は、左足のキック。そこは通用しないとしょうがない。自信はある。課題は、結局気持ち次第ということ。天皇杯のヴァンフォーレ甲府戦も、前半は何もできなかった。気持ちで一歩引いてしまった所があった。そういうことがないように、気持ちを作って臨まないといけない」。

ゼルビアにとっても鈴木崇にとっても、未知の世界への挑戦が始まる。リーグに旋風を巻き起こすかもしれないし、大きな挫折を味わうことになるかもしれない。しかし、いずれにしても鈴木がチームの鍵を握る。彼の左足が、ゼルビアの2012年を左右する。

(了)

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