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#6 1/29 FC町田ゼルビア 2012新体制発表会

コラム① ~オジー率いる“Jクラブ”FC町田ゼルビアの始動~

ゼルビアは毎年のように監督が変わっている。ここ2シーズンは連続して、監督をJ1クラブに引き抜かれている。ただそれは、ゼルビアが質の高いサッカーを披露してきた証明でもある。相馬直樹氏、ランコ・ポポビッチ氏と受け継がれてきた監督の座に誰が就くのか。サポーターも興味を持ってその時を待っていたはずだ。

そして、発表されたのがオズワルド・アルディレス氏。現場復帰は3年ぶりだが、日本での監督経験は豊富で、新しいシーズンに期待が持てる人選ではないだろうか。アルディレス自身からゼルビアの目指すサッカーについて具体的な話は出なかったが、「ボールを繋いで攻めるという部分は、相馬さんやポポビッチと同じ考え方だと思う」と、DF津田和樹は言う。

当の本人は、まだ多くを語る段階ではないと考えているのかもしれない。「まずはチームが一体になること。夢を持つのはその後。」というように、今はまだゼルビアというチーム、選手を把握している所だ。アルディレス監督の目指すサッカーも、リーグ開幕が近づくにつれて見えてくるだろう。ゼルビアにとって初めてのJ2。JFLとはレベルが違う。新たなステージでしっかり生き残っていくためにも、アルディレス監督の言うようにチームが一体になって臨んでいかなければならない。

新体制発表会でのアルディレス監督の挨拶
「またこの素晴らしい国に来ることができて嬉しく思います。大好きで尊敬している日本。ロンドンではとても快適な生活を送っていました。5人の孫と一緒にサッカーをしていました。サッカーと繋がりを持っていたわけですが、10年プレーし、監督も務めたトッテナムの大使も務めています。

現在こうしてゼルビアの監督になることができました。唐井さんから電話がありまして、来ることになったのですが、最初の練習から選手は意欲的にやってくれています。コメンテーターや大使の仕事もやりがいがありましたが、やっぱりピッチの中での仕事が一番。そこが一番のやりがいです。プレーはできない年齢ですが、その代わり指導をしていきたいと思います。改めて唐井さんのオファーに感謝します。

始動して1週間ですが、大変良いと思います。今シーズンは大変、難しい戦いになると思います。この玉川学園の素晴らしい施設に、ビジョンがなければ何もできないという意味の垂れ幕がありました。

我々も同じです。JFLから上がって大変喜ばしいことです。チームが一体になること、ビジョンを明確にすることが大切です。そのために毎日厳しいトレーニングをします。ハーモニーを奏でたい。ハーモニーとは簡単だけどとても大切。社長からスタッフ、コーチ、選手、もちろんサポーターの皆さんも。あなた方がエッセンスとなる。お互いに一緒にいることが必要になります。そうすれば目標を達成することができるでしょう。

皆さんのサポートを既に感じています。練習場では厳しくトレーニングしていますが、笑顔でやっています。チームがファミリーになるように、皆さんと一緒にいることで勝っていきたい。今年はチャンレンジの年です。是非楽しんでください。ありがとうございます。」

新体制発表会での新加入選手の挨拶①
DF薗田淳
「まず、ゼルビアの皆さんに感謝しています。町田のパスサッカーに自分の対人プレーを出していけたらと思いますので、応援よろしくお願いします。」

MF庄司悦大
「天皇杯東京都予選の決勝の後、専修大学の試合にたくさんのサポーターの方が駆けつけてくださり、ありがとうございます。今年はゼルビアのサポーターの皆さんに感動を届けられるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします。」

(新体制発表会での挨拶および会見後の監督・選手コメントは2ページ目に続く)

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