#174 12/1 関東社会人サッカー大会 3位決定戦 早稲田ユナイテッド vs 慶應BRB
『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #174
打ち合いとなった“早慶戦” 早稲田ユナイテッドが5点を奪い3位入賞
12/1(日)11時 ひたちなか市総合運動公園
第47回 関東社会人サッカー大会 3位決定戦
早稲田ユナイテッド 5-2 慶應BRB
前日の準決勝で敗れたチーム同士の対戦。関東社会人サッカー大会の3位決定戦は早稲田ユナイテッドと慶應BRBの“早慶戦”となった。
ひたちなか市総合運動公園が快晴に恵まれる中で、東京都リーグ1部のライバル同士の試合は始まった。
オープンな展開も早稲田が2点リード
先に主導権を握ったのは早稲田。MF副田大雅が中盤で起点となり、パスを繋いでいく。そして前半10分、副田のサイドチェンジを左サイドでMF中島健太が受け、縦のスペースへパスを送る。走り込んだFW白井豪がクロスを入れ、これにMF松本拓也が頭で決めて早稲田が先制ゴールを奪った。
先手を取られた慶應は、14分にFW三浦良介がこの日チーム初シュートを放つ。すると慶應も次第に攻撃に出て行けるようになり、27分、相手のバイタルエリアでFW甲斐悠佑がプレスをかけて奪う。自ら持ち込んで強烈なシュートを狙うもクロスバー直撃、こぼれを繋いでMF加美義人がフィニッシュもこれも決まらず。
慶應はMF久保雅史がスタートポジションの右サイド以外にも、ピッチの至る所に顔を出し、ドリブルを仕掛ける。10番の積極的な姿勢が、慶應の攻撃を後押ししていた。慶應の攻撃が活性化する中、早稲田も負けていない。試合はオープンな展開となった。
35分、DF菅田恭介のサイドチェンジが白井へ繋がり、最後は中島が持ち込んで際どいシュートを放つ。41分は慶應。加美のスルーパスに抜けた久保が左で受け、ラストパスを甲斐が狙うもGKがセーブ。
43分、早稲田が2点目を奪う。相手GKへのバックパスに対して松本がプレスをかける。慌てたGKが処理を誤ると、白井が無人のゴールへ流し込んだ。
「慶應が勝ってもおかしくない試合だった」と早稲田・今矢直城監督は振り返っているように、後半もどちらにもゴールのチャンスがあった。