#173 11/30 関東社会人サッカー大会 準決勝 慶應BRB vs ジョイフル本田つくばFC
『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #173
慶應BRB スコア以上の差を見せつけられ敗退
11/30(土)13時30分 ひたちなか市総合運動公園
第47回 関東社会人サッカー大会 準決勝
慶應BRB 0-1 ジョイフル本田つくばFC
試合終了のホイッスルが鳴ると、ジョイフル本田つくばFCの選手達は喜びを爆発させ、慶應BRBの選手はその場にしゃがみ込んだ。結果は0-1だった。しかし両者を隔てる差は大きく、「フィジカルで見ても技術で見ても、思った以上に差があったと思います」と慶應BRB・福田雅監督は、相手の強さを認めた。
守備に追われ攻撃に移る事が出来ない
立ち上がりから、ジョイフルが優勢だった。球際の争いで慶應は後手に回り、セカンドボールを拾う事が出来ない。堅い守備を基調に攻撃へと繋げるのが慶應の特徴だが、この日は相手を止めるだけでも相当な労力が必要で、奪ったボールを前に繋ぐ事が出来ない。最前線で起点となるFW甲斐悠佑は、前半ほとんどボールに触る事が出来なかった。
前半18分、ジョイフルがチャンスを迎える。右サイドから崩し、中央を経て左で受けたMF深澤裕輝がフリーで狙うもクロスバーの上を超えた。ジョイフルの、右で作って左からフィニッシュという形は何度もあった。それでも、DF冨田賢を中心とした慶應の守備陣も粘り強く対応し、最後の所は抑えていた。
攻撃の糸口を見つけたい慶應だったが、ボールを離すタイミングがわずかでも遅れると相手に寄せられ、選択肢を消された。苦し紛れに出したパスは相手に渡ってしまう。
そして24分、ジョイフル・深澤が左から精度の高いクロスを送ると、ファーサイドでFW池田晃太がヘディングを決める。身長185cmの長身ストライカーの3戦連続ゴールで、ジョイフルが先制した。