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#172 11/30 関東社会人サッカー大会 準決勝 早稲田ユナイテッド vs tonan前橋S

『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #172

早稲田ユナイテッド 内容で上回るも結果は完敗

11/30(土)11時 ひたちなか市総合運動公園
第47回 関東社会人サッカー大会 準決勝
早稲田ユナイテッド 0-3 tonan前橋サテライト

様々なツテを頼りに、tonan前橋サテライトの情報を得てきた早稲田ユナイテッド。相手の戦い方や選手の配置など、ほぼ事前のスカウティング通りだった。

だが、サッカーは情報でやるものではない。相手の事は頭に入れつつも、早稲田の真骨頂はやはり自分達でボールを繋いでゴールを奪う事だ。そんな早稲田らしさが、試合開始から発揮された。

ボールもゲームも支配 しかしスコアは変わらず

早々にMF副田大雅が遠めからFKを狙い、FW白井豪もフィニッシュに持ち込むなど、早稲田が先にペースを掴んだ。相手のプレスが緩く、中盤から前の選手は比較的自由にプレー出来ていた。

白井は相手の中盤と最終ラインの間に入り、パスを受けては前を向いて仕掛けた。前半15分には、FW岩崎鉄也がペナルティエリア内でラストパスを受け、ターンしてシュートを放つ。これはポストに阻まれたが、早稲田らしい細かい崩しから生まれたシーンだった。

22分には初めてピンチを迎えるも、ここはGK山下暁が身体を張ったブロックを見せ、ゴールを割らせない。早稲田はポゼッションで圧倒し、副田、白井という攻撃のキープレーヤーがチャンスを作り出す。左サイドに目を移せば、MF中島健太が変幻自在のドリブルで相手の守備を切り裂いた。ただ、中央を固めるtonanサテライトの牙城はなかなか崩れない。中盤のプレスは厳しくなくても、最後の所はしっかり寄せて来ていた。

そうこうしているうちに前半が終了。シュート数は9対1と、早稲田がより多くのチャンスを作った事を示していた。ただ、攻め続けながら1点も奪えなかった事は、一抹の不安を感じさせた。

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