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#17 横河武蔵野FC 依田博樹 強化担当 インタビュー Vol.2

横河武蔵野FC特集 第3弾 依田博樹 強化担当 ロングインタビュー Vol.2


強化担当に就任した依田氏は、2007~2012年の6シーズン監督を務めた、近年のクラブ強化を語る上で欠かす事の出来ない人物。1998年に横河電機サッカー部に加入。現役引退後、コーチを経て2007年に監督就任。2009年はリーグ2位に導き、2012年は天皇杯ベスト16進出を果たした。前回 Vol.1 に続くロングインタビューVol.2では、今後のJFLについて、J3リーグ、横河のクラブ運営について伺った。(インタビュー日:2013年2月)

-ここからは、今後のクラブ運営についてお聞かせ下さい。色々な場で発言する機会が多いと思いますが、横河武蔵野FCが敢えて「J3を目指さない意義」とは何でしょうか?

依田 意義なのかは分からないですけど、今やっている場所(JFL)で100%の力を出して、100%の結果を出せないのであれば、上(J3)に行っても同じなんじゃないかな、と。もしくは逆効果なんじゃないか、という所ですね。J3リーグも細かい条件面がまだ決まっていないですが、我々が今と同じくらいの経営力でチャレンジできるかというと、全然分からないのが現実です。

「J3への参加は難しくない。J3で継続していけるかが問題」

-本当にJ3でやっていけるかどうか、情報不足で判断しづらいと?

依田 これからクラブとして考えていかないといけないですけど、我々は1度JFLで2位になっただけで、後はリーグ中位くらいのレベルです。そのチームがJ3に行って結果を出せるのか? J3をスタートするのは難しい事じゃないと思うんですよ。ただ、それを継続する事がいかに難しいかを考えると、今はこの場(JFL)でやるのが良いんだろうな、と私は思います。『J3に行きます』と手を挙げて周りが賛同してくれたとしても、流れとしては危険なスタートなんじゃないかなと。だいたいのチームがそうだと思うんですけど、この東京で果たして長続きするのかな、という思いがあるんですよね。

-東京では難しいというのは、具体的にどのような事ですか?

依田 最近、テレビで(現J1の)サガン鳥栖の1年間を追いかけたドキュメンタリーが放送されていましたけど、(Jクラブ誕生は)町興し的に取り組める方が地域に根付きやすいと思います。色々な娯楽、施設、物がある中、我々が武蔵野市でそこまで根付けるのか。行政とのタイアップ1つを取っても、まだまだ確信が持てない部分がありますし、リサーチも出来ていない。そういう事をしっかり準備した上で、もしJ3を目指すのであれば当然やっていかないといけない。ですが、それにはある程度の時間と労力が必要になる。今の(強化担当という)立場になって、改めてそう思います。

-J3やJ2を目指す上で、クラブの経営が立ち行かなくなる可能性もあるという事ですよね。

依田 チームはやはり「どこのカテゴリーでも存在しているべき」だと思うんです。クラブ存続が出来なくなるまで無理して、上を目指す価値はあまりないんじゃないかなと。

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