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#170 11/24 JFL 最終節 FC町田ゼルビア vs SC相模原

『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #170

2013 JFL最終節 ~武相決戦~FC町田ゼルビア×SC相模原

11/24(日)13時 味の素スタジアム西競技場
JFL 第34節 FC町田ゼルビア 1-2 SC相模原

2013年のJFL3位を巡る争いは、最終節の武相決戦に縺れ込んだ。3位・FC町田ゼルビアと4位・SC相模原は勝点3差。相模原は得失点差で上回るため、勝ちさえすれば3位浮上となる。試合は町田のホーム戦だが、野津田を芝の養生で使えず、味の素スタジアム西競技場で開催された。快晴の天候にも恵まれ、3,421名の観客でスタンドは満員状態だった。

町田は[3-4-2-1]の布陣で、1トップに木島徹也を起用。鈴木孝司と南秀仁が2シャドーに入り、中盤は右から大竹隆人、庄司悦大、藤田泰成、阿部嵩という並び。3バックは深津康太、太田康介、平智広でGKが相澤貴志という構成だ。相模原の布陣は[4-4-2]で、2トップは御給匠と森谷佳祐。中盤が右から菅野哲也、佐野裕哉、鈴木健太、曽我部慶太。最終ラインが右から天野恒太、ウェズレイ、安藝正俊、小澤雄希、GKに佐藤健という布陣だった。

試合開始早々に試合が動き、町田は追いかける展開に

相模原の木村哲昌監督は「曽我部が立ち上がりに先制点を入れたお蔭で、少し優位に進められた」と振り返る。町田の楠瀬直木監督代行は「最初にちょっと想定外の失点があった」と悔いる。両指揮官は開始2分の先制点が、残り88分に大きく影響したことを揃って口にした。

「前半はなるべく高い位置でボールを取ることがコンセプト」(菅野哲也)という相模原は、キックオフから激しいフォアチェックで町田を押し込む。2分の先制点は鈴木健太がルーズボールを収めて左サイドに展開し、森谷佳祐が左中間でポストに入る。後方から全力で走り込んでいた曽我部慶太がエリア内に抜け出し、1対1から流し込む、電光石火の先制点だった。

町田もピッチを広く使ってボールを保持し、相手の隙を伺う。5分には大竹隆人の右CKから深津康太がヘッドを合わせてバーをかすめ、14分、15分と今季15得点の鈴木孝司がエリア内に切れ込むなど、チャンスはあった。町田にとって前半最大のチャンスは、ロスタイムに入った46分。南秀仁が相模原CBのコントロールミスを奪って配球し、鈴木孝司がチップキックで飛び込んできたGKの脇を破る。しかしシュートは左ポストを叩いて、届かない。

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