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#169 11/17 なでしこリーグ入替戦 第1戦 スフィーダ世田谷FC vs FC吉備国際大

『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #169

スフィーダ世田谷FC なでしこリーグ昇格を賭けた第1戦

11/17(日)13時 味の素フィールド西が丘
なでしこリーグ&チャレンジリーグ入替戦 第1戦
スフィーダ世田谷FC 0-1 FC吉備国際大学Charme

なでしこリーグ昇格を賭けた入れ替え戦。ホーム・味の素フィールド西が丘で迎えた第1戦。スフィーダ世田谷FCを率いる川邊監督が強調していたのは、「いつも通り」にサッカーをすることだった。

前半から吉備国際大のプレッシングに苦しむ

開始早々のわずか1分、CKのチャンスから、チャレンジリーグ得点王のFW森仁美がヘディング。これはゴールマウスを逸れてしまうが、スフィーダとしては上々の入り方だった。

ところが、である。時計の針が進むにつれて、スフィーダの選手達は“プレッシャー”に飲み込まれてしまった。

“プレッシャー”と言っても 昇格のプレッシャー”ではない。吉備国際大が持ち味とする、“前線からの連動したプレッシャー”のほうである。もっとも、吉備国際大が前からプレッシャーをかけてくることは想定内であった。だがその圧力の強さが想定外だったのだろう。瞬く間に取り囲んでくる来る吉備国際大学のプレッシャーの前に、スフィーダはボールを奪われ続けた。FW下條彩が悔しそうに振り返る。

「ボールを持つと、一気に3人ぐらい来る。そこで味方を引きつけてパスを出せば、どこかが空くんじゃないかと思ってた。自分がボールを収めていればよかったのですが・・・」

激しいプレッシャーの前にパスがさばけず、ボールの収めどころも作れなければ、必然的に味方へのバックパスは増えてくる。すると吉備国際大のプレッシャーはさらに加速。最終ラインにも勢いを持って圧力をかけてくる相手の前に、後ろもたまらずロングフィードを選択する。こうなると完全に相手の思う壷だった。

「今日はプレッシャーが怖くて、長いボールを使ってしまったことが多かった。あそこで落ち着いてやっていけばよかったのですが・・・」

そう話したのは、センターバックの田中(麻)だ。相手のプレッシャーを回避するために、ロングボールを蹴るのは決して“悪”ではない。だが前線に構えていた森と下條はともに160センチ未満で、決して空中戦も得意な選手ではない。170cmの主将・高橋千帆を中心にした吉備国際大の最終ラインとの競り合いが続くと、さすがに分が悪かった。

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