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#150 9/7 天皇杯 2回戦 FC東京 vs 横河武蔵野FC

直後にはルーカスがミドルシュートを狙うが、これもポストに当たり、F東京はリードを奪うことができない。このピンチを切り抜けた横河守備陣はさらに集中力を高める。個人技では圧倒的に上回ったF東京だが、東と横河・DF平岩宗のマッチアップに象徴されたように、最後まで身体を寄せ、一人抜かれてもすぐに二人目がカヴァーに入る横河の守備は崩せず、前半はスコアレスで終了する。

多彩な攻撃スタイルを見せたFC東京

後半開始からペースを握ったのはF東京。開始直後には東が横河・GK飯塚の弾いた球を狙うが、このシュートは枠を外れる。イラだったF東京のゴール裏からは大きなブーイングが鳴り響いた。防戦一方の横河は5バック気味になりながらも、FW忰山翔を中心にカウンターの機会を窺うが、チャンスを作ることができない。

横河の守備を崩したいF東京は、渡邉に代えて長身FW平山相太を投入する。足元でボールを繋いで裏を狙った前半とはうって変わり、高さを活かした攻撃へとシフトする。DF太田宏介からのクロスを中心として平山を狙っていく攻撃は単純だが効果的だった。矢継ぎ早にクロスを上げられる横河はディフェンスラインが下がってしまい、セカンドボールもほとんど奪われてしまう。

ゴール前に釘付けになった横河は、小野真国や関野達也といった攻撃的な選手を投入し、流れを変えようとするが、F東京の圧力は止まらない。次々と入るF東京のクロスに、守備が決壊するのは時間の問題かと思われた。

しかし、ここでも横河は粘り強さを見せる。後半アディショナルタイムには途中交代のMF三田啓貴のパスにルーカスが反転しながらシュートを狙うが、これも飯塚がキャッチし、試合は0-0のまま延長戦へと突入する。

ここまで耐える時間の長かった横河だが、開始直後に大きなアドバンテージを得る。小野真国を倒したF東京・DF丸山祐市が一発レッドで退場。数的優位となった横河はボールを繋げるようになり、95分にはMF矢部雅明がシュートを放つなど、F東京ゴールに迫る。

昨年の番狂わせ再び…そんな雰囲気がスタジアムに流れはじめる。その空気を察したのか、F東京ベンチが動く。裏を狙ったパスサッカー、平山の高さを狙った攻撃に加えて、ポポヴィッチ監督は第三の矢として、日本を代表するドリブラー石川直宏をピッチに送り込む。疲労がピークに達した横河にとって、快足の石川は悪夢のような存在だったはずだ。

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