#144 8/11 JFL 第24節 FC町田ゼルビア vs Y.S.C.C.
試合後の両チーム監督・選手コメント
FC町田ゼルビア・楠瀬直木監督代行
「まずホッとしたのが率直な感想です。Y.S.C.C.さんのここ数試合を見たんですけど、本当に良いチームになっていた。中盤の平均年齢も2、3歳上で熟成した選手がいたので、少し心配していました。多少の対策はしていたのですが、前半で2点取られるのはまだ経験していなかった。選手も落ち込みそうになったんですけど、藤田が1点取ってくれて良い形で後半を迎えるきっかけになりました。逆転出来たのは、日頃選手達が頑張っている成果が出たのかなと。ただ残り10分で足が止まってしまった。足が止まってしまったという事は、どういう練習をしなければいけないかというのは選手もわかっていると思います。1ヶ月ほど中断するので、また鍛えていかないといけないと思います」
-大竹選手がサイドバックに入ったりと、攻撃的な布陣だったのかなと思いますが、狙いを教えてください。
「相手によって選手やシステムを変えるつもりはないんですけど、うちが目指している事や怪我人の状況などをふくめて決めました。バランスを考えていますけど、基本は攻撃を優先して考えています」
-大竹選手の所は狙われていたと思いますが?
「もっと高い位置でキープ出来れば相手も下がったんですけど、そこの陣取り合戦で後手に回ったのかなと。それは相手の中盤の構成力とか、後ろからビルドアップする人数のかけ方もあったと思います」
-中断期間はどのようなプランで過ごそうと考えていますか?
「今日もつまらないパスミスで相手にボールが渡ってしまっていたので、中盤の所で取られない精度やポジショニング、パスワークなど、こちらが目指している事の質を上げていかないといけない。1ヶ月くらいで体力がつくとも思っていません。ミスが出るから体力的にロスしてしまう部分もあるので、プレーの精度をもっと上げていこうと思っています。それとチーム内の競争が激しくなってきたので、更に激化させていきたいと思います」
-3点目は庄司選手のチェイシングがきっかけになりましたが、あの場面を振り返っていただけますか?
「理想としては、最初から最後までチェイシングをかけていかないといけない。それが暑さとかで出来ない事もあるので、その辺りはゲームのマネジメントをしなさいと。ブロックを作る時なのか、プレスに行くのか。行ける、というタイミングをもっと周りがわかっていけば、はっきりすると思います。庄司もプレーエリアがかなり広くなってきました。前はあそこまで行かなかったのが、行けるようになって結果も出ている。みんなの良い見本になってきていると思います」
-日高選手が出場しましたが、今日の評価と今後期待する事を教えてください。
「公式戦は独特ですし、期待されて彼も何とかしてやろうという気持ちで出てくれたと思うんですけど、公式戦の難しさはありました。彼にはパスワークと運動量、ゴール前でのアイディアがあるので、それを開花させていければと思います」
Y.S.C.C.・松久純監督
「2-0からの逆転負けですから、やはり悔しいです。ゼルビアさんとは、過去にも地域リーグでも対戦していてなかなか勝てなかった。そういう意味では2-0になった時に今日こそという、そこで甘さが出たのかなと思います」
-後半に流れが変わって逆転を許してしまいましたが?
「前半も2-0で終わるのと2-1で終わるのとでは違います。それがサッカーの怖さだと思うんですけど、2-0で折り返せなかった事が我々の実力なのかなと。我々が積極的に仕掛けて点を取った事も事実なんですけど、やはりゼルビアさんは能力を持っているなと。ちょっとしたところ、前を向く力や決定力、前半で1点を取られた事でゼルビアさんを元気にしてしまったと思います。我々は少し疑心暗鬼になってしまったのかもしれない。これだけの気象条件ですから、目的がないとなかなか動けない。それが少し疑心暗鬼になると、なかなか一歩が踏み出せない。前半はその一歩が踏み出せたからこそ2点取れたと思います。メンタルやフィットネス、戦術的な部分が合間って、そういう意味では実力差が出たなかなと」