#130 7/7 JFL 第19節 横河武蔵野FC vs AC長野パルセイロ
後半は交代策がハマった横河武蔵野FCが試合を支配
ここまで我慢の続いた横河だが、交代をキッカケに反撃を始める。MF小野真国に代えてスピードのあるMF若狭友佑をセンターフォワードの位置に投入し、キープ力のある冨岡を下げることで、2列目の選手にボールを当ててシンプルに裏を狙うようになる。暑さで足が重くなるなか、裏に飛び出す俊足の小野は相手への脅威となった。さらに横河はMF矢部雅明に代えてFWの加藤正樹を投入。吉田監督の「点を奪いにいく」という意志がハッキリ伝わる交代で、横河が完全に試合を支配する。
前半とは逆に守備に追われた長野は、試合後美濃部監督が「攻撃に怪我人が多く、ベンチにも守備の選手が多かった」と語ったように、攻撃に転じようにもカードが切ることができない。長野は終了間際には攻撃でチャンスをつくっていた佐藤に代えてDFの西口諒を入れるが、これも厳しいベンチ事情が関係していたのだろう。
ホームでなんとか勝ち点3が欲しい横河は、途中交代したMF金井洵樹がドリブルからシュートを打つなど、最後まで攻め続けるがゴールが遠く、試合は引き分けに終わった。
最後まで走り続けた横河武蔵野FC。次節7/14(日)はいよいよFC町田ゼルビア戦を迎える。
上位のAC長野パルセイロを相手に一歩も譲らないどころか、勝利まであと一歩と迫った横河武蔵野FC。
終了の笛が鳴ると多くの選手がピッチに崩れ落ちたが、茹だるような暑さの中、最後まで走り続けるその姿からは勝利への強い気持ちが感じられた。いよいよ次節に迫ったFC町田ゼルビア戦に向けて、期待が持てる好ゲームだった。