TOP>>レポート>>MATCH OF THE WEEK>> #75 9/9 なでしこリーグカップ 決勝 INAC神戸レオネッサ vs 日テレ・ベレーザ
matchreport

#75 9/9 なでしこリーグカップ 決勝 INAC神戸レオネッサ vs 日テレ・ベレーザ

試合後の日テレ・ベレーザ監督・選手コメント

野田朱美監督

「就任してからの悲願、目指していた常勝チーム復活というのと、タイトルを獲って優勝監督になることを目指してやってきました。何を言えば良いかわからないくらい、嬉しいという言葉しかないです」

-前半から激しい守備が見られました。どのような指示を送ったのですか?
「実は週の頭に、INACの4-3-3のサイドと中盤3枚に対して4-2-3-1でいくことも考えました。マークに責任を持ってというのを試したんですけど、やっていく中でフィットしなかった。後、小林弥生を前で使うことで、経験があって前線でポイントになれる。その良さを前で出してほしかった。ワイドで崩された時や一人外された時の対応などは練習でやっていたので、今日は防ぐことが出来たかなと」

-怪我人やU-20代表などでベンチワークは大変だったと思いますが?今まで勝てなかった相手に勝ったことで、地力は上がっていると思いますか?
「前半戦で伊賀に引き分けた辺りから、真剣にどういうサッカーをやっていくかというのをチームで話しました。繋ぎながら前を狙うというのを貫き通そうと。カップ戦は覚悟して準備してきました。人がいないという言い訳をしないチームを作れるよう、積み上げてきました。カップ戦の4試合は綱渡りだったので、地力が上がったのなら嬉しいですし、次に繋がればと思います。他のチームには失礼になってしまうんですけど、やはり決勝でINACとやりたかった。本当にこの場を望んでいたので楽しかったです」

-タイトルを取れたことの意味を教えてください。
「ミーティングで私達はチャレンジャーじゃないと言っていたんです。胸を借りるというのがチャレンジャーで、私は互角だと思っていたし、引けをとっていない。唯一劣るのは自信だと思う。それはうちの方が弱い部分でした。とにかく1分1秒、最後までこのメンバーでやりたいと言って送り出しました」

-点の取り合いで見ている人も楽しかったと思いますが、その中で良かった点を教えてください。
「すべての選手が良かったですが、あえて挙げるなら隅田がこの日のキーマンでした。経験がない中で、このレベルでどこまでやれるか。試合中は、ベンチからほとんど彼女の名前の『凛!』しか言っていないくらい(笑)。苦しい場面はあったけど想定内でしたし、後半は開き直ってやってくれました」

-3点とも流れの中で奪ったゴールでしたが?
「得点については、カップ戦ではどれも形が良くて、相手のミスもしっかり突くことができていました。攻めの形については、型にはめず自由にというのが良く出たと思います。カウンターのチームじゃないですけど、攻守の切り替えはカギになるよと話していました。結果が出たことが、自信に繋がればと思います」

-クラブワールドカップの出場権も獲得しましたが?
「本当に嬉しいです。リーグ2位で出るのは嫌だったので(笑)。堂々と行けて楽しみです」

<選手コメントは4ページ目に続く>

◆前後のページ | 1 2 3 | 4