#10 11/5 JFL 後期 第14節 横河武蔵野FC vs FC町田ゼルビア

＜監督記者会見・選手コメント①＞

ポポビッチ監督（FC町田ゼルビア）記者会見

本当にいいゲーム、お互い良い形ができた試合になりました。足りなかったのはゴールだけです。本当に選手は良くやってくれたと思いますし、賢く、焦らず、我慢強く、粘り強く戦ってくれたと思います。

サッカーには色々な側面があると思いますが、今回のスケジュール面について、ちょっと確認して頂きたいと思います。中1日で前の試合から48時間しか経ってません。それがどういう影響を与えるのか考えて頂きたいと思います。フェアプレーという事が言われてますが、フェアプレーをするのであれば、公平なプレーをするのであれば、なぜ松本山雅FCが明日（11/6）試合があるのか疑問に思いますし、なぜ彼らが今日試合をしないのか疑問を感じています。

その前の試合（7/30vs松本山雅FC）のジャッジでも、山雅の選手が既にイエローカードを1枚貰っていて、その後にダイレクトでレッドカードを貰い退場となった。その選手に対して1試合しか出場停止にならなかった理由もわかりませんし、それがフェアプレーというのは理解できない。

ここでそういう話をするのは、やはり私が話をすることによって皆さんにも考えてほしいと思っているからです。なぜかと言うと、それを伝えるのは皆さんの仕事であって私の仕事ではありません。ただ、皆さんにそういうことを期待しても、皆さんからは伝えて頂いていない、書いて頂いていない現状です。この話を通して、もう一度そういう側面についても考えていただきたいなと思います。

試合に話を戻したいと思いますが、例えば（休みが）2日間あったとしても、うちが今日勝利していたかは誰にもわかりませんし、保証できる事ではありません。先ほど話した事に関しても、それは誰かを批判している事ではなくて、サッカーの為に、クオリティを向上させる為にはどちらが良いのか、どういう考え方をしなければいけないのかという事を、皆さんに提起したい為であり、皆さんに考えて欲しいのです。

今日のサッカーは内容的には悪くなかったと思います。相手はタフなチームですし、最近の試合は4試合負け無しだったと思います。その相手に90分間通して主導権を握り、チャンスを与えなかった。足下でパスを繋ぎながら、連動しながらチャンスを作り出していたという点を評価したい。

体力的に厳しい時は、ゴール前までラインを下げて、自陣深くラインを低く、ブロックを作って守る。運動量を少なくし、カウンターというサッカーが有効なのかもしれません。相手のミスを誘って、そこからチャンスを作っていく事が有効なのかもしれません。

今日はそのミスも1回だけ、GKへのバックパスをかっさらわれるミスがあったんですけど、その場面だけでした。先ほども言いましたように、攻撃的に戦いながらも相手にほとんどチャンスを作らせなかった点が、私たちのクオリティだと思います。

サポーターの皆さんにもたくさん足を運んでいただきましたし、良い雰囲気の中で選手達もプレーすることができました。選手達の見せたプレーは、サポーターの熱い声援に応えるプレーができたのではないかと思います。東京は首都ですから、東京ダービーということで、質の高いプレーをしなきゃいけないという事もあるので、それには応えられた、見応えのある試合だったと思います。皆さんの印象は私の印象とは違うかもしれないですし、違う印象があってもいいと思います。

－中1日ということで、どういうスタンスで、選手達にどういうものを求めてゲームに入ったのか教えてください

いつも通りですね、いつも通り変わりません。例えば中1日で1日しか休みが無かったからといって、今まで10ヶ月やってきた事以外の何か新しいことをやる、違うことをやる事はありません。選手達に試合前に投げかけた言葉は、とにかくフィジカル的には疲れが残っているかもしれない。ただ自分の頭の中をクリアにして、しっかりとした準備をする、強い決意を持って試合に臨む。そうすれば筋肉の疲れは関係無い。フィジカル的な疲れというのは関係ない。頭の中だけだよ、という話をしました。

頭が一番大切であって、どう考えるかということが一番大切。フィジカルが疲れる事によって、集中力が早い時間帯から切れる事はどうしようもない事ですけど、フィジカルの疲れというのは頭の中で切り替えれられる。だから今日の試合内容・試合運びに関しては、私が期待した以上のプレーだった。選手を責めることは一つも無いです、試合に関しては。ゴールを決めるべきところで決めていれば、また違ったお話がここで出来たと思うんですけど。まぁそこだけが足りなかった、という試合でした。

（以上）

（横河武蔵野FC・依田監督の記者会見、選手コメントは3ページ目に続く）