#21 横河武蔵野FC 金守貴紀選手&岩田啓佑選手インタビュー
「プロを目指す人達にとって、厳しい環境の中で上を目指す事は良い事かと思います(岩田)」
「Jを目指しているチームとの対戦は刺激になる。気持ちでも負けてはいけない(金守)」
-来年からJ3がスタートする可能性があります。横河武蔵野FCはJFLに残ると思いますが、「敢えて分ける必要があるのか」という指摘もある中で、どう思われますか?
岩田 難しい質問ですが、Jリーグを目指しているクラブにとっては良い事じゃないかなと。将来サッカーで食べていきたい人達はいると思いますし、「サッカーで食べていくリーグを作って、厳しい環境で上を目指していける」という事ですし、J3は良いリーグになるんじゃないかなと思います。
-現在のJFLには、Jを目指すクラブと、そうでないクラブが混在しています。Jを目指しているクラブにはやはり負けたくないですか?
金守 町田ゼルビアやカマタマーレ讃岐といった、Jを目指しているチームはレベルが高いですし、そういう相手と対戦する事は自分にとっても刺激になります。
-気持ち的にも、負けるとは思っていないですよね。
金守 はい。ウチは気持ちで負けちゃいけないチームだと思うので。
「JFLでも恵まれている環境の中でプレーできている。感謝の気持ちを忘れずプレーしたい(岩田)」
-JFLでプレーしている横河武蔵野は、地域リーグ以下のカテゴリーのチームから憧れられる存在でもあると思います。そういう風に見られる立場については、どう思われますか?
岩田 こういった環境でほぼ毎日サッカーが出来て、週末も良いグラウンドで良い相手と戦えるというのは、やはり社会人の中でごく僅かだと思います。他のチームの話を聞いていると、関東リーグは整備されたグラウンドで出来る事もあるそうですけど、東京都リーグなどは人工芝になってくる。僕は東京都国体選抜チームにも参加していて、色々な選手の話を聞くんですけど、やはり横河武蔵野はハード面で恵まれていると感じます。これからも感謝の気持ちを忘れずに、サッカーに取り組みたいと思います。
金守 僕も国体に一昨年参加していて、今年も何回か練習に行っています。行く事で「おお、来てくれたか」という風に喜んでくれたり、「やっと来たの」と言われたりと、凄く受け入れて貰えました。そういう人達にとっては、横河武蔵野というチームは憧れというか、目標であるのかなという風にも思います。ただ自分がプレーしていて、そういった事を感じる事は無くて、やはり『目の前の試合に集中している』というほうが先に来ますね。