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#6 スペリオ城北 宮坂一朗GMインタビュー Vol.3


-今後も事業収入を増やしていく努力はしていかなければいけませんね。

宮坂 そうですね。今、サッカースクール事業が結構伸びてきているんですよ。事務所に(取材で)来られた時に、駐車場で岩井がチームバスを整備したと思いますが、彼もスペリオの選手でして。アパレル業界にいたのを引っ張ってきたんですけど(笑)今はジュニアの指導をやっているんです。

-選手達がスクール指導者をやっているのですね。

宮坂 来年(2012年)はアンダー8と10を作るので、もう一人指導者をいれる予定です。サッカークラブとして将来Jリーグに上がっていくには、アカデミー組織の整備も同時進行でやっていかないといけないですし、それに伴って事業としても様々なサービスを提供して、その収益をチーム強化のために持っていくという図式ですね。

-都リーグ2部のクラブとしては、かなり多角的な経営をチャレンジされていますね。

宮坂 選手達にはサッカー+α、手に職をつけさせて。例えば整体院などをやったりね。次は皆(サポーターや街の人達)が集まれるサロン的なものをやりたいなと思っているんですが、未経験の分野なんで、色々な方達に教えていただきたいんですけど(笑)

「宮坂さんは“リアル・サカつく”をやっていますよね(笑)」
「ノウハウを教えてくれる人がいるなら、すぐにでも飛んでいきたい(笑)」

-株式会社スポーツアンドコミュニティという一企業としての事業の中にも色々な分野があり、サッカーはスクール事業があり、全部フィックスした上で年間運営費を考えているという事ですね。

宮坂 そうですね

-今はサッカー単体だけでは利益が出る訳でも無いですが…

宮坂 出ない出ない(笑)

-有料チケット収入があるわけじゃないですしね。今後JFLやJリーグ昇格を何年先に設定しているかにもよりますが、カテゴリーが上がっていくに従い事業も広げていきたいという事でしょうか?

宮坂 そうですね

-その期間もクラブ経営者として事業計画も考えていると。

宮坂 バブルの時代がまた再燃することはあり得ないと思うし、その当時だったら余分な事業なんかやらないで、頭下げて「御社のクレジット出しますから」って歩いてる方がお金は集まるのかもしれない。でも、これからの時代はそれは難しいだろうと。まだチームが興行で入場料収入を取れる訳でもないので、多角的な経営が求められてくるのかなと思います。

-現在の東京都リーグのチームの中で、その発想をお持ちの方は少ないかと思いますが、そういった中で宮坂さんは『リアル・サカつく』をやってらっしゃいますよね。ゲームならやっている人も多いと思うんですよ(笑) 自分の街のサッカークラブのGM兼社長になって、クラブを黒字化して上のカテゴリー目指そうというのは。

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