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#168 11/17 関東社会人サッカー大会 2回戦 慶應BRB vs FC TIU

『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #168

慶應BRB タフな90分を乗り切り準決勝進出

11/17(日)13時30分 ひたちなか市総合運動公園
第47回 関東社会人サッカー大会 2回戦
慶應BRB 4-2 FC TIU

仕掛け続けたサイド攻撃から2ゴールを奪って初戦突破を果たした慶應BRB。1回戦は失点こそ喫したものの、その他の局面では相手の攻撃をシャットアウト。定評ある守備と鋭いサイドアタックで勝利を掴んだ。

この日の相手である埼玉県のFC TIUは大学生のチームだが、慶應・福田雅監督は前日1回戦の試合後、「こちらは経験があるので、上手くゲームをコントロールしつつやっていきたい」と話していた。

前半だけで3点のリードを奪った

慶應のスタメンは1回戦から2人が代わったが、この狙いについて福田監督はこう説明する。

「(本来)ボランチの加美にヘディングで競る事に力を使わせたくなかった。古賀と原田のダブルボランチにして跳ね返そうと。右サイドバックもヘディングやフィジカルの強い佐潟を起用した」

福田監督はTIUに対して「蹴ってくる」という印象を受けていたため、競り合いなどに長けた選手を送り込んだ。いつも通りの守備意識の高さで相手を封じると、慶應が先制点を挙げる。前半12分、相手ディフェンスラインの裏にFW甲斐悠佑が抜け出す。飛び出して来たGKに倒されPKを獲得すると、これを自ら左隅に決めた。

だがこの直後にTIUにビッグチャンス。FW堀晃一朗がエリア内に持ち込んでシュート。だが、これを慶應・DF佐潟隆平がゴールラインの寸前でクリアし、危機を脱した。その後しばらく膠着状態となったが、慶應がリードを広げる。

34分、甲斐が滑らかなドリブルで左サイドを突破。グラウンダーの折り返しをFW加美義人が落とし、走り込んだMF原田亮が左足で叩き込んだ。

相手の戦いに対応するため、いつものボランチから1.5列目に上がった加美が正確な落としを見せ、フィルターとして期待された原田がゴールを決める。福田監督の選手起用が“当たった”といえるだろう。42分にはまたも甲斐が抜け出し、GKとの一対一を制して3-0とした。

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