#136 7/24 東京都サッカーT 社会人代表決定戦 横河武蔵野FC vs エリースFC東京
『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #136
昨年の天皇杯で旋風を巻き起こした横河武蔵野FCが快勝
7/24(水)15時30分 味の素フィールド西が丘
東京都サッカートーナメント 社会人代表決定戦
横河武蔵野FC 3-0 エリースFC東京
昨年の天皇杯でFC東京を破り、“横河旋風”を巻き起こしたJFL・横河武蔵野FCが、前節リーグ戦で大勝した関東1部・エリースFC東京と激突。日本サッカーの頂を決める大会の出場権を賭けて、カテゴリーの違いを超えた戦いが始まった。
エリースFC東京がゆったりとした試合運びで
横河武蔵野FCの攻撃を凌ぐ
前半の主導権を握ったのは横河。普段のリーグ戦以上に足元でパスを繋ぎ、サイドに広くボールを動かして、エリースの守備を揺さぶる。特に素晴らしかったのは平岩宗、瀬田達弘、上田陵弥といったディフェンス陣のフィード。サイドを駆け上がっていくMF林俊介やMF遠藤真仁に次々と上質なボールを出していた。
カテゴリー上は格下となるエリースは、球際で鋭く身体を寄せるも、攻撃の形を作ることが出来ない。しかし、これは織り込み済みのようで、ボールを支配され、クロスを入れられても、ペナルティエリアの選手達がしっかりと跳ね返す。自由にボールを回せる横河はクロスを入れるも、なかなかシュートまでいけず、時間だけが過ぎていく。試合後林が「相手のペースに合わせてしまった」と振り返ったように、脅威を与えることはできず、結局前半はスコアレスで終了する。
貫禄を見せた横河が後半一挙3点を奪う
前半を無失点で終わらせ、なんとか守りながらも点を取りたかったエリースだが、後半開始10分でそのプランは崩れてしまう。54分、遠藤が左サイドからクロスを入れると、林がボールを冷静にトラップし、横河が先制点を決める。ずるずると崩れてしまうことは避けたかったエリースだが、63分。1点目と同じく遠藤がクロスを上げると、FW関野達也が頭で合わせ、横河が2点目を奪う。