#19 ゼルビア太田康介 『常に向上心を持ち続けるキャプテン』
東京のフットボールに関する様々なイシューをコラムで綴る「FOOT ISSUE」
第19回コラムでは、JFL・ゼルビアのキャプテンが古巣・横河や今のチームについての語った想いを紹介。
横河で多くのものを得た太田康介 FC町田ゼルビア主将としてチーム再建を誓う
FC町田ゼルビア・MF太田康介がピッチに帰ってきた。2013シーズンのJFL前期は出場機会を満足に得られず、ベンチ外となる事もあった。しかし秋田豊監督が解任となり、楠瀬直木氏が監督代行に就任してからは、3試合連続でスターティングメンバーに名を連ね、90分間フル出場を続けている。
太田について、楠瀬監督代行はこのように評価する。
「キャプテンなので、精神的な支柱になって欲しい。苦しい時に周りの選手に声をかけていって欲しいと思っています。それは彼のスタイルでもあります」
「康介さんがいたから自由にプレー出来た」
(横河武蔵野FC・MF岩田啓佑)
手を叩きながら味方を鼓舞する声や常に全力でプレーする姿勢が、周囲の支えとなっている。前節の対戦相手である横河武蔵野FC・MF岩田啓佑は、太田をよく知る人物の一人だ。
「一緒にやっていて思ったのは、周囲に与える影響力が凄いな、という事」
2人が一緒にプレーしたのは、岩田がルーキーイヤーの2009年シーズンのみ。それでも、同じポジションという事もあり、感じるものは多かった。
「1年間通して安定したプレーを見せていました。僕は一緒にボランチを組ませてもらっていたんですけど、康介さんがいるから自由にプレー出来ていました。康介さんには感謝していますし、良い見本が傍にいたので良かった」
太田という経験豊富な選手のサポートを受け、岩田は伸び伸びと持ち味を発揮する事が出来た。若手に安心感を与えられるのも、太田の選手として、人としての素晴らしさだろう。