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#72 8/25 東京都サッカートーナメント決勝 横河武蔵野FC vs 東京23FC

『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #72

JFLのプライド 横河武蔵野FCが東京23FCの下克上を許さず

8/25(土)18時 味の素フィールド西が丘
第17回 東京都サッカートーナメント 決勝
横河武蔵野FC 2-2(PK5-4) 東京23FC

近年、JFLで思うような結果を得られていない横河武蔵野FC。しかし、かつてはJFLの門番と呼ばれ、Jリーグ昇格を目指す幾多のクラブの行く手を阻んできた。そして、この日の東京都サッカートーナメントの決勝戦。横河の壁を超えてゆかんとする、東京23FC(関東2部リーグ所属)が相手となった。

両者共に特徴を出すも、前半はスコアレス

立ち上がり、東京23が相手のミスで得たCKからチャンスを作る。だが、それ以降は互いに集中力を発揮していく。その中で、東京23はボールを保持し主導権を掴んでいく。対する横河は、ボールを奪ってからの速い攻めを見せる。

東京23は、MF猪股聖哉が中盤でゲームをコントロールする。パス&レシーブを繰り返しながらボールを動かし、チームにリズムを与えていく。

しかし前半、最もスタジアムが湧いたのは41分、横河が迎えたチャンスの場面だ。相手のパスをカットし、FW関野達也がドリブルで前進。左足で放ったシュートは外れたが、パスカットからフィニッシュまで電光石火の速さだった。東京23がボールを支配し、隙を突いて横河が仕掛ける。その構図が崩れる事なく、前半を折り返した。

延長戦を含めた点の取り合い リードする東京23 追いつく横河

後半、最初のチャンスを作ったのは東京23。FW山本恭平がボールキープから右へ送る。受けたDF渡邉敬人が右足で狙うも、相手ディフェンダーのブロックに阻まれる。20分には、右CKをDF伊藤龍が頭で合わせる。しかし、これもディフェンダーにクリアされ、スコアは動かず。

前半は、ボールを支配しながら決定的な場面を作れずにいた東京23だったが、後半に入ると少しずつ惜しいシーンを生み出していた。そして、遂にネットが揺れる時がくる。

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