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#72 8/25 東京都サッカートーナメント決勝 横河武蔵野FC vs 東京23FC


“JFLクラブ”というプレッシャーを乗り越える

横河の勝利が決まった瞬間、選手やコーチ達が歓喜する中、依田博樹監督は目に光るものを浮かべていた。コーチに肩を抱かれ、すぐに笑顔を取り戻したが、ここまでの苦労を見た気がした。

「高校、大学、社会人のチームと戦って、これまで涙を飲んできた。優勝してカップを掲げ、サポーターと喜びを分かち合いたかった。本当に嬉しかった」

JFLクラブということで、周囲には勝って当然という目で見られる。そして、失うもののない対戦相手は高いモチベーションを持って向かってくる。迎え撃つ側として、負けないために受け身に回ることも多かった。

東京都はレベルが高い。ベスト4に残った東京ヴェルディユース、専修大学、東京23FCは、各々が所属するリーグで強さを誇っている。横河がJFLクラブだからといって、簡単に勝てるわけではないのだ。

現に準決勝、決勝と、横河は押し込まれながらPK戦で勝利を掴んできた。敗れた東京Vユース、東京23にしてみれば、試合を支配していただけに受け入れ難い敗戦だったかもしれない。

 
だが、トーナメントは結果が全て。勝ったチームにしか天皇杯への道は開かれていない。それだけに、横河の勝利への思いの強さが、より浮き彫りになる。相手に主導権を握られながらも、一瞬の隙を逃さずゴールに結びつける。そんな勝負強さを発揮しての、天皇杯出場だ。

天皇杯1回戦の相手は岩手県代表と戦う。この試合に勝つと、2回戦ではJ1・FC東京が待っている。GK藤吉皆二朗は、「1回戦に勝って、味スタでやりたい」と言った。これはチーム全員の思いだろう。ここからは横河武蔵野FCもチャレンジャーの立場になれる。恐れることなく、全国のチームに向かっていって欲しいと思う。

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