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#175 3/30 J3 第4節 FC町田ゼルビア vs SC相模原

『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #175

2014 J3 武相決戦 FC町田ゼルビア×SC相模原

3/30(日)13時 町田市立陸上競技場
J3 第4節 FC町田ゼルビア 2-0 SC相模原

J3・第4節の注目カードの一つである“武相”ダービーマッチが、町田のホーム野津田で開催された。せっかくのダービーマッチではあったが、この日の関東地方は春の嵐となり、試合開始前から大雨と強風が吹き荒れる生憎の空模様。そんな中でも、ダービーを観戦するために両チーム合わせて2163人ものサポーターが集まり、ピッチに熱い声援を送っていた。

あれだけの雨風の中、試合開始前からゴール裏に陣取り、試合中・試合後まで大きな声援を送るサポーターがいる事は、サッカーというスポーツが「選手だけでは成り立たない事」を示す光景だった。試合後の会見の冒頭で、町田の相馬監督が「悪天候の中、これだけ多くのサポーターに来てもらい、熱い気持ちをもらった事が勝利に繋がった」という趣旨のコメントを発していたのが印象的だった。

町田はこれまでリーグ3試合と同様に、鈴木・木島の2トップを軸にした4-4-2。相模原は1トップに長身FWの服部を置いて、直ぐ下に10番のMF佐野を置いた4-4-1-1的なシステム。

前半立ち上がり、町田は前線から積極的にプレスをかけて流れを掴もうとしていたが、相模原はショートパスを上手く繋ぐ事でプレスをかわすと、サイドのスペースを利用し、最初のチャンスは相模原に訪れる。

5分過ぎ、左サイドから菅野が抜けだし、10分には服部が決定機、と立て続けにチャンスを作り出す。そんな中、町田はMF鈴木崇文がセンターサークル付近から放ったロングシュートから待望の先制点が生まれる。

鈴木のシュートは枠を捉え、相模原・GK佐藤がキャッチングできず、ボールを弾いて町田のコーナーキックへ。このCKから、ゴール前のこぼれ球をDF深津が落ち着いて蹴り込み、ダービーマッチの均衡を破った。

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