#166 11/16 関東社会人サッカー大会 1回戦 慶應BRB vs 千葉県教員SC
前半終盤の悪い流れを断ち切ろうと、福田監督は選手達に檄を飛ばした。しかし、後半のスタートも千葉教員がペースを掴む。すると後半10分、FW上芝俊介が持ち込みFW尾張尭映とワンツー。そして左足でニアサイドを射抜いた。ワンツーでもらい直した際、ディフェンダーに付かれていた。しかし、わずかなシュートコースを見逃さず同点ゴールを奪った。
相手の流れを打破出来ず、手痛い失点も喫した慶應。しかし、そのまま押し切られるほど彼らは脆くない。守備に定評があり、「連続失点はしない」と福田監督も自信を見せる。そして同点ゴールを浴びた4分後、慶應が追加点を挙げる。
右サイドを走ったMF久保雅史の折り返しを、MF加美義人が頭で狙う。これはポストに嫌われたが、こぼれにすぐさま反応し自ら押し込んだ。
2点とも、サイドからのクロスがゴールに結びついている。精度の高いボールに中でしっかり合わせるという、お手本のようなゴールだ。「相手の両サイドに隙があると思っていた」と福田監督は言う。慶應としては、狙い通りの形から得点を奪う事が出来たといえる。相手の弱点を見つけ、そこを徹底的に突いた慶應が、ベスト8進出を果たした。
試合後の慶應BRB・福田雅監督コメント
-初めての関東社会人サッカー大会で、初戦を突破しましたが?
「勝てて本当に良かったです。ビデオで見るのと実際にやるのとでは全然違いますね」
-ビデオで見た時はどのような印象を持たれましたか?
「そこまで球際とかも厳しくないかなと思っていたんですけど、かなり厳しかったです。キツかった」