#161 10/13 天皇杯 3回戦 FC東京 vs ジェフ千葉
試合後の両チーム監督・選手コメント
ジェフユナイテッド千葉 鈴木淳監督
「良いゲームはしたと思うんですけど、勝つ事が出来なくて非常に残念です。立ち上がりから相手にプレッシャーをかけて、奪って速く攻めるという事を話していて、それはある程度出来たと思います。ただ、J1のチームはゴール前での精度や一本のパスで崩す力が違うかなと。PKを取られたシーンはまさしくそれで、一本のパスで決定的な所に持っていかれました。後半はある程度ボールを動かしていたんですけど、なかなか相手のゴールに近づけない。ボールは持っているんですけど決定的なシーンを多く作れなかった。何とか終了間際に追いついて、延長まで持って行った事は評価出来ると思います。ただ決定的なチャンスはFC東京の方が多かったので、PKまで行きましたけど、チャンスを数えるとFC東京さんの方に軍配が上がるのかなと。よくファイトしてくれて良いゲームが出来たと思うんですけど、次のゲームに繋げていかないといけません。それが一番大事だと思います」
-相手の渡邉選手への対応について、選手達にどのような事を求めましたか?
「ディフェンダーだけでなく、前線からの守備がよく機能していたと思います。森本と町田の所である程度コースを限定して、入ってくるボールをセンターバックが潰しに行くと。またボランチがうまくスライドして、楔のボールを消してくれたと思います。山口慶をボランチで使ったんですけど、彼がその仕事をよくやってくれました」
-森本選手が周りとあまり合っていないように見えましたが、その辺りはいかがですか?
「周りとの呼吸というより、何本か裏に抜け出して良いシーンを作ったと思います。ただそこで決め切れるだけのコンディションや、スピードのある中でのプレーについてはもう一つだったのかなと。コンビネーションという部分では、そんなに心配していません。全体としてはハーフタイムに選手達に話したんですけど、森本に入った時のサポートが少ないので、もっと多くしたい。サポートが多くなれば選択肢も増えていくので、更に良いプレーが出来ると思います。コンビネーションよりもサポートの部分に少し問題があったのかなと」
-森本選手のコンディションは、上がってきているけれど、まだこれからという所ですか?
「コンディションは徐々に上がってきていると思うんですけど、日本のサッカーからしばらく離れていたので、速さにはまだ慣れていないのかなと。日本人なんですけど若くして海外に渡ったので、Jリーグの厳しさや運動量、プレスを受けて挟まれたりという所では、もう少し慣れていかないといけないと思います。後はゲームをもっとこなしていかないといけないですし、試合勘を上げていかないと。出来るだけプレー時間を長くしたいんですけど、組み合わせなどで先発が出来なかったりというのはあります。でも決して悪い状態ではないですし、本人も意欲的に取り組んでくれています。もう少し時間が経てば、更に良い状態になっていくと思います」
ジェフユナイテッド千葉 FW森本貴幸
「相手も良いチームでしたけど、自分達のサッカーが出来ました。僕らのペースでやれた部分もありますし、結果は負けでしたけど、残りのリーグ戦にも繋がると思います」
-周りとの連携についてはいかがですか?
「練習からみんなと話していますし、試合中も僕の事を見てくれています。なので、最後の所で決められるようにしたい。今日はオープンな試合で、相手も攻めてきましたけど、その方がこっちもやりやすい。チームとしてはポジティブな内容だったと思います」
-個人としてはいかがですか?
「ゴールを決めたかったですし、最後の精度を高めていかないといけない。良いボールは出てくるので、技術的な所。練習からやっていかないといけないです」