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#154 9/21 なでしこリーグ 日テレ・ベレーザ vs 伊賀FCくノ一

『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #154

日テレ・ベレーザ 何も出来ず文字通りの完敗

9/21(土)14時30分 稲城中央公園総合グラウンド
なでしこリーグ 第14節
日テレ・ベレーザ 0-2 伊賀フットボールクラブくノ一

前期の対戦で、日テレ・ベレーザは伊賀フットボールクラブくノ一に敗れている。更に遡れば昨シーズンは2戦2分に終わっており、ベレーザは伊賀FCにここ3試合勝てていない。そして、この日も相性の悪さは表れ、厳しい試合を強いられる事になった。

今シーズン初の前半2失点

ピッチの至る所が剥げており、良好な箇所を探す方が難しかった。そんな状況に苦しみ、ベレーザは満足にパスを繋ぐ事が出来ない。

一本のキックに対していつも以上に神経を使わなければならず、それによってボールを離すタイミングが遅れ、パスを出してもコースがずれる。

ショートパスが無理ならばと、前半12分、MF阪口夢穂が相手ディフェンスラインの裏へボールを送り、FW木龍七瀬が抜け出す。しかし木龍のシュートがGKにセーブされると、直後に伊賀FCが攻め込む。最後はFW松長佳恵に決められ、チャンスから一転、ベレーザがビハインドを背負った。

パスが繋がらず連動した攻撃が出来ないベレーザを尻目に、伊賀FCはMF堤早希やFW中出ひかりが前線で時間を作る。また素早いプレスと球際の強さも、相手を苦しめた。22分には激しい追い込みから追加点を奪う。ベレーザ・MF隅田凛が右サイドの深い位置から前に蹴り出そうとする。そこに鋭くプレスをかけ、隅田に良い態勢で蹴らせない。そして短くなったクリアを堤が拾うと、意表を突くタイミングでシュート。ベレーザ・GK曽山加奈子が懸命に伸ばした手をかすめてゴールに吸い込まれた。

ベレーザが前半のうちに2失点するのは、今シーズン初めてだ。28分、ベレーザ・寺谷真弓監督はMF原菜摘子に代えてFW田中美南を投入する。34分に田中が相手からボールを奪うと、そのままドリブル。相手も戻ってきていたが、シュートまで持ち込んだ。45分には、木龍のスルーパスからMF長谷川唯が狙うもゴールは奪えず。

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