#146 8/22 東京都サッカートーナメント準決勝 横河武蔵野FC vs 早稲田大学
『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #146
昨年“横河旋風”を巻き起こしたトーナメントの匠•横河武蔵野FCが早稲田大学を下す
8/22(木)16時30分 味の素フィールド西が丘
東京都サッカートーナメント 準決勝
横河武蔵野FC 1-0 早稲田大学
プロアマ問わず日本サッカーの頂を決める天皇杯。その出場権を賭け、社会人代表の横河武蔵野FCと学生代表の早稲田が激突した。一発勝負のトーナメントらしい緊張感に満ちた試合は、終了間際まで目が離せない展開となった。
社会人を相手に対等に渡り合った早稲田
開始直後から早稲田は素早くボールに身体を寄せていくが、ファールを取られることが多く、少し気合いが空回りしてしまう。立ち上がりはJFLを代表して出場する横河武蔵野FCがボールを保持する展開となった。横河は9分にDF小山大樹からのパスを受けたMF矢部雅明がシュートを放つなど、社会人のプライドを見せる。
ところがボールはキープするものの、横河は中盤と前線の距離が長く、なかなかチャンスを作ることができない。暑さの影響からか、普段見られる精度の高いフィードやクロスは影を潜め、反対にパスミスを拾う早稲田がリズムを奪い返す。
学生代表の意地を見せたい早稲田は、中盤で金沢拓真や池西希が好守のバランスを取り、横河の攻撃を封じる。ファールが多くフリーキックこそ与えてしまったものの、セットプレーに対して抜群の集中力を見せる。
この日、横河は早稲田の倍以上フリーキックを得たが、決定的なシュートは20分に遠藤真仁がクロスバーに当てた一本だけだ。
早稲田は攻撃でのチャンスは多く作れなかったものの、上杉洋介、榎本大希といったフォワード陣が前線から積極的な守備をしたこともあり、前半を無失点で乗り切る。