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#145 8/18 なでしこリーグカップ 日テレ・ベレーザ vs 浦和レッズレディース

『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #145

日テレ・ベレーザ 見応えのある試合はドローでの痛み分け

8/18(日)18時 味の素フィールド西が丘
なでしこリーグカップ Bグループ 第10節
日テレ・ベレーザ 1-1 浦和レッズレディース

前節のジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦、日テレ・ベレーザはスクランブル状態だった。U-19女子日本代表のアメリカ遠征と重なり、FW田中美南ら7人を送り出していた。それでも、日テレ・メニーナの選手など代わりに出場した面々がしっかりと役割を果たし、勝ち点3を掴んだ。チームの底力を見せつけ、グループ首位で準決勝進出を決めた。

既に首位通過を決めているベレーザにとって、この試合へのモチベーションは最高潮ではなかったのかもしれない。しかし、それを差し引いても浦和レッドダイヤモンズレディースの、特に前半のパフォーマンスは素晴らしかった。

ベレーザは中盤でリズムを作れずCKから失点

試合開始早々にカウンターを食らい、DF土光真代が体を張って防ぐ。このファウルで、前半1分にも満たないうちにイエローカードをもらってしまった。相手に厳しく当たれなくなる事も心配されたが、そこで萎縮する事はなかった。ただ、軽い対応があった事には悔しい表情を浮かべた。

ベレーザは、攻撃の中心となる中盤3枚の所でボールが落ち着かない。ここを経由しようとすると相手の厳しいチェックに行く手を阻まれ、ボールロストから逆襲を受けるシーンが目についた。また、簡単にボールを蹴られる場面も多かった。前線からのプレスが甘かった事で、相手最終ラインの選手に良質のボールを蹴らせてしまっていた。

前半13分、FW高橋彩織のパスを受けたMF長谷川唯が、距離はあったが振り向きざまに左足で狙う。18分にはFW木龍七瀬のクロスにFW籾木結花が左足で合わせるも、相手にブロックされる。

なかなかリズムを生み出せないベレーザに対し、浦和Lがチャンスを掴む。28分、土光、DF岩清水梓の間にフィードを入れられる。そこに浦和L・FW後藤三知が割り込んでくるも、岩清水が防ぐ。CKをGK曽山加奈子がクリアし、再びCKとなる。これをDF和田奈央子が左足で蹴り上げると、ファーサイドのポストに当たってゴールへ吸い込まれた。ベレーザにとっては不運な失点ではあったが、ビハインドで後半に向かう事になった。

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