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#133 7/20 チャレンジリーグ 第15節 スフィーダ世田谷FC vs JFAアカデミー福島


息を吹き替えしたものの、ゴールは遠い

後半に入って、スフィーダはようやく眠りから覚めたようだ。後半5分にFW田中麻里菜がシュートを放つと、10分にはDF福原菜緒の低いクロスをニアサイドでFW森仁美が合わせた。この攻撃で得たCKのこぼれ球を、田中(麻)が押し込みスフィーダが1点を返す。25分以降は更に前へ枚数をかける。一時、最前線に5人が張るようなシーンもあった。

しかし、前線でボールが収まらない事でカウンターを受ける機会が頻発。スペースのある中盤を相手に使われ守備陣が晒される状態となった。29分、ac福島・小島が個人技でエリア内に侵入し、冷静にゴールを奪った。そして後半アディショナルタイムには、大熊と一対一になった川口が相手を倒してしまい、またもPKを与えた。大熊がシュートを外して失点を重ねる事はなかったが、川口がレッドカードを受けて退場した事は、スフィーダにとって大きな痛手だ。

試合は1-4で終了した。第3クール初戦、スフィーダとしては何としても勝ちたかったはずだ。しかし、結果はよもやの“完敗”。不運な場面も多々あり、実力差が反映されたとは思わない。しかし、ac福島はピッチコンディションに素早くアジャストし、要所では個々の技術の高さも見られた。そういう意味では、力の差はあったと言えるのかもしれない。スフィーダはこの負けを引きずらない事が大事だ。出鼻を挫かれはしたが、まだまだ試合はある。次節までの時間を有意義に使い、コンディションを整えなければならない。

試合後のスフィーダ世田谷FC監督・選手コメント

川邊健一監督

-前半の立ち上がり、かなり押し込まれましたが?
「上手くここのピッチに合わせたサッカーをやりたかった。一度ここで試合を経験しているので、その点はうちが有利だと思っていました。でも、思ったよりも相手が上手く順応していたので、相手が見事だったなと思います」
-こういうピッチの中で、どのようなゲームプランを描いていましたか?
「どれだけセカンドボールを拾えるか。球際で競り合って、取ったボールを相手の裏に入れるようと。試合前に、無駄に繋ぐなという話はしていました。ただ前半の最初、ディフェンスの時のポジション取りがおかしかった。アプローチが遅れて、慌ててプレスに行って裏を取られる事の連続でした」
-ハーフタイムではどのようなアドバイスを送ったのですか?
「一対一の所がはっきりしていなかったので、前半の途中から2バック気味にしました。相手の4-4-2に対してうちが2-4-4でマッチアップするようにしました。リスクはありますけど、寄せの所や距離感が詰まってやる事がはっきりしたと思います」
-相手の上手さも感じましたか?
「今日はそれより、運が悪いシーンも多かったです。2失点目もクロスボールが手に当たってハンドでPKを取られたり、不運な場面がありました」

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