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#125 6/16 チャレンジリーグ 第11節 スフィーダ世田谷FC vs 愛媛FCレディース

『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #125

苦しい中で成長した姿を見せたスフィーダ世田谷FCがリーグ首位堅持

6/16(日)12時 大蔵総合運動場
プレナス チャレンジリーグ 第11節
スフィーダ世田谷FC 1-0 愛媛FCレディース

第5節・常盤木学園高等学校戦で初黒星を喫したが、引きずる事なくそこから5連勝と波に乗るスフィーダ世田谷FC。自分達の力を過信する事もなく、一戦必勝で臨んでいる。日々の練習から全員が集中しているからこそ、現在の結果を得られている。

愛媛FCレディースは、スフィーダにとって“宿敵”と呼べる相手だ。昨年は一度も勝てず、今シーズンはアウェイに乗り込み勝利したが、接戦の末に掴んだものだった。

パスサッカー不能のピッチ状況

大蔵総合運動場のピッチコンディションは、お世辞にも良好とは言えないものだった。芝が剥がれている箇所がいくつもあり、雨の影響で更に厳しいコンディションになった。

両チームとも自分達のサッカーをやるには難しい環境で、そのため開始から蹴り合いになり、ボールの往来が始まる。 「下で繋ごうとして、低い位置で取られたらそのまま失点になる」と、川邊健一監督は選手達にロングボールを指示した。それは自陣でリスクを冒さないという意図と、「高い位置でまず起点を作る」(川邊監督)考えがあった。

そんな中、劣悪なピッチでも安定した技術を見せていたMF下條彩が攻撃陣を引っ張る。前半17分、左からのCKを右足で巻いて直接狙う。相手GKに触られクロスバーに嫌われるも、あわやという場面を作った。32分には、右サイドに流れてパスを呼び込むとヒールキックで落とし、MF薄田春果のシュートを演出した。終了間際にはクロスボールにヘディング、FKのこぼれにバイシクルで合わせるなど貪欲な姿勢を見せた。しかし、ゴールは奪えず前半をスコアレスで折り返す。

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