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#116 5/5 チャレンジリーグ 第5節 スフィーダ世田谷FC vs 常盤木学園高校

『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #116

スフィーダ世田谷FC 相手の鋭い攻撃に屈し、今シーズン初黒星

5/5(日)12時 夢の島陸上競技場
プレナス チャレンジリーグ 第5節
スフィーダ世田谷FC 0-1 常盤木学園高等学校

なでしこリーグ昇格に向けてトップギアを維持するスフィーダ世田谷FC。前節は昨年一度も勝てなかった愛媛FCレディースを下すなど、4連勝の勢いと実力が本物だという事を示した。

そして、宿敵と呼べるチームに勝って迎える最初の試合だからこそ、この日はいつも以上に重要な一戦となった。常盤木学園高等学校は、もはや説明不要の高校サッカー界の女王だ。チャレンジリーグでも確かな実力を見せており、スフィーダにとってはこのチームに勝つ事で更なる勢いをつけたいところだ。

今シーズン初の前半無得点

ところが試合序盤、スフィーダは劣勢に立たされる。相手にセカンドボールを拾われ、縦に速い攻撃を浴びた。試合の入りで後手を踏んだが、それでも徐々に落ち着きを取り戻すとアーリークロスから活路を探った。「サイドから横に大きく振って、相手を動かして攻撃に入っていこう」と川邊健一監督は選手達に話していたという。

相手ゴール前のシーンを作ると、18分にFW下條彩がラストパスを受け、この日初めて相手GKを脅かすシュートを放つ。だが常盤木も21分、スフィーダのミスからボールを奪うと鋭いカウンターからゴールに迫った。一進一退の攻防の中、前半はスコアレスで終わる。スフィーダにとっては、今シーズン初めて無得点で後半に向かう事になった。

ゴールは奪えなかったが、内容は悪くない

後半5分、下條の粘りからMF大嶋さゆりがラストパスを供給し、MF堀良江が右足で狙う。1分後には、FW森仁美がペナルティエリア内で相手をかわしてシュート。どちらもゴールとはならなかったが、確実に1点に迫りつつあった。

それでも、後半開始直後の流れで決めきれなかった事が、後々に影響を及ぼす。20分、カウンターから左サイドを破られると、裏に抜け出した常盤木・MF白木星にネットを揺らされ先制を許した。再三見せられていた縦への速い攻撃から失点を浴びる事になった。

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