#115 5/4 関東1部リーグ 前期 第5節 FC KOREA vs エリースFC東京
『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #115
FC KOREAが課題克服へ前進 エリースFC東京を下し今季2勝目を挙げる
5/4(土)19時 赤羽スポーツの森公園競技場
関東1部 第5節 FC KOREA 1-0 エリースFC東京
東京都社会人サッカーチャンピオンシップ(東京カップ)決勝以来の対戦となった両チーム。第4節を終えてFC KOREAが1勝3分で6位。対するエリースFC東京は、2勝1敗1分で4位につけている。勝点差1だがエリースは2連勝中と好調をキープしており、直近の2戦はそれぞれ5点、3点と複数ゴールも奪えている。
立ち上がりに注意を払った
KOREAとしては、試合の入り方に注意しなければならない。エンジンのかかりが遅く、本来のプレーを発揮するまでに時間を要してしまう。東京カップ決勝でも、前半7分に先制点を奪われて敗れている。
「立ち上がりは毎試合の課題」とMF朴世訓は話す。入りについては試合前に確認しあっているが、相手に押し込まれてしまうのが現状だ。
この日のKOREAは、自分達の課題をクリアしようとしていた。相手ボールにも素早く対応し、自陣バイタルエリア付近ではシンプルに蹴り出してラインを押し上げた。まずはセーフティに、というチームの意図が伺えた。
そして中盤から前線の選手達は、前からプレスを掛けるだけでなく、一旦セットして相手の中盤にボールが入った所を狙った。「中盤を抑える事が出来たので、相手が前に蹴るしかない状況を作れた」と、朴もこの日の戦い方に納得の表情を浮かべた。
エリースもサイドを広く使った攻撃で活路を見出そうとしていた。サイドチェンジで相手を揺さぶり、守りが薄くなった中央のスペースを使う意図があった。しかしKOREAの体を張った守備を崩す事は出来ず、前半はスコアレスで終わった。
エースの初ゴールで勝点3を掴む
攻めていたのはエリースだったが、KOREAを混乱に陥れるには至らなかった。この前半で手応えを掴んだのはKOREAの方だった。そして後半13分、ついにスコアが動く。右からのフィードをFW姜豪が頭で落とすと、走り込んだ朴が右足を一閃。鋭い弾道がゴール右を射抜き、ホームチームが先制点を挙げた。また朴にとっては、嬉しいリーグ戦初ゴールとなった。