#114 5/4 JFL 第10節 横河武蔵野FC vs FC町田ゼルビア
『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #114
南北多摩合戦・第1戦 アウェイ・FC町田ゼルビアがホーム・横河武蔵野FCを下し暫定首位に浮上
5/4(土)13時 武蔵野市立陸上競技場 観客2257人
JFL 第10節 横河武蔵野FC 0-1 FC町田ゼルビア
南北多摩合戦と銘打たれたこの試合。同じ東京都多摩エリアをホームとし、現役時代は鹿島アントラーズでプレーした監督が率いる両クラブの対決だったが、開幕後9試合を終えた状況は正反対となっている。
アマチュアクラブとしてJFLを戦う横河武蔵野FCが2勝2分5敗と下位に沈む一方、昨年J2に所属していたFC町田セルビアは6勝2分1敗の2位、と明暗が分かれている。そんな状況で迎えたダービーマッチ。両チームを後押ししようと、武蔵野市立陸上競技場に2千人を超える観衆が駆けつけた。
チーム状況と同じく、前半に明暗が分かれる事に
キックオフ直後、町田はMF藤田泰成がロングシュートを放つも、ボールは横河のGK藤吉皆二朗の正面に。対する横河はFW冨岡大吾が裏に抜けシュートを打つも、枠に飛ばない。
立ち上がりは互角だった両チームだが、町田はMF庄司悦大のクロスに、完全にフリーとなったFW鈴木孝司がヘディングで合わせるなど、徐々に自信やテクニックを感じさせるプレーが増えていく。一方、ホーム横河はパスが繋がらず、ロングボールを蹴り込む形が目立ちはじめ、現在の両チームの置かれている立場が浮き彫りになっていく。
焦る横河は、前半29分で早くも1枚目のカードを切り、DF瀬田達弘に代えてDF平岩宗を投入する。しかし、その直後の36分。細かいパス回しから、横河DFラインの裏に抜け出した鈴木がゴールを決め、町田がリードする展開となった。
多摩の覇権を握ったのは町田
ホームで負けられない横河は、後半アタマからMF小野祐輔に代えてFW加藤正樹を投入。しかし、冨岡や小林が前線からボールを追うも、他の選手との連動性を欠き、なかなか自分達の流れを掴むことが出来ない。