TOP>>レポート>>MATCH OF THE WEEK>> #105 2/10 クラブユースU-17選手権 決勝 東京Vユース vs 横河武蔵野FCユース
matchreport

#105 2/10 クラブユースU-17選手権 決勝 東京Vユース vs 横河武蔵野FCユース

横河武蔵野FCユース・増本浩平監督

-内容的にも悪くない試合でしたが?
「ウチがやりたかった事は出来ませんでした。(DFラインを)引きたくなかったんですけど、引かざるを得ない時間帯が結構ありました。今大会は『(ラインを上げて)前から行って、どこまで出来るか』という所で測っていて、選手達も予選で良い感触は得ていました。

そんな中での決勝戦だったので、選手達に『前に出て行きたい』という気持ちはあったけど出来なかった。その差が(結果に)出たのかなと思います」

-良い流れで来ていましたが、もっと慎重になれればと感じましたが?
「慎重にやるというイメージを持っていなかったんです。だから(慎重だった)立ち上がりが良くなかった。前半は0-0で、という気持ちが選手達もあったと思うんですけど」

-前半は横河ユースが押し込んで、むしろ東京Vユースが守ってカウンターという流れでしたが?
「ただ、相手の子達は落ち着いていたと思います。それだけトレーニングしているだろうし、実績もありますしね。後は『止める、蹴る』の質が圧倒的に違いますね。今日は天然芝で、ウチは中盤で(ボールが芝に)引っかかる場面が多かった。向こうはパススピードもあって、そのボールを止められる。勉強になる事が多かったです」

-先日、トップチームの依田強化担当にお話を聞く機会があり、『ユースからトップに上がれるような環境作りをしていきたい』と仰っていました。やはりユースとトップが直結している方が望ましいですか?
「そうですね。スピードやパワーはトップチームの方が明らかに上ですし、そういう所で経験させて、対応させられる環境も作っていきたい。せっかくトップがあって同じグラウンドで練習しているので、もっと何か出来ればと常々思っていました。以前は希望する選手も多かったんです。(2011年3月の)震災の影響でゲームや練習が少なくなってしまい、トップの練習に参加させてもらったりしました。去年はユースも試合が多くて出来なかったんですが、(横河ユースの)選手もタフになってきているのでトップチームに混ぜられれば面白いなと思います」

-天皇杯ベスト16という結果に対して、ユースの選手達の反応はいかがでしたか?
「刺激になっていると思いますね。FC東京戦と柏レイソル戦は、ユースの活動をしないで全員で応援に行きました。そこで見る目が変わったと思います。今までは『サラリーマンが頑張っているな』くらいの気持ちだったかもしれませんけど、今は憧れも出てきているかなと思います」

(了)

◆前後のページ | 1 2 3 |