TOP>>レポート>>MATCH OF THE WEEK>> #105 2/10 クラブユースU-17選手権 決勝 東京Vユース vs 横河武蔵野FCユース
matchreport

#105 2/10 クラブユースU-17選手権 決勝 東京Vユース vs 横河武蔵野FCユース

横河ユースにとっては、惜しいゲームだった。内容的には互角で、チャンスの数でも決して引けをとっていなかった。だが、増本監督は相手との差を感じていた。

「止める、蹴るの質が圧倒的に違った。パススピードもあって、それを止められる。勉強になる事が多かった」と、相手の基礎技術の高さを認めた。

ただ決勝の舞台で、ユース年代最高峰のチームにこれだけ戦えた。その事は自信に繋がるはず。この日のサッカーにしても、増本監督は「引きたくなかったが引かざるを得なかった」と言っている。相手が強敵だからといって、守備を固めるプランは持たなかった。
この攻撃意欲は間違いなく必要で、敗戦から得たものも多かっただろう。むしろこの日のサッカーを基準にし、更に上を目指す事で横河武蔵野FCユースはもっと素晴らしいチームになるのではないだろうか。

試合後の両チーム監督のコメント

東京ヴェルディユース・冨樫剛一監督

-試合の感想を教えて下さい。
「“90分ゲームをコントロールしていこう”という中で言えば、ミスが多かった。勝つには勝ったけど、もっとトレーニングしないといけないと思うゲームでした」
-前半は相手にペースを握られる時間も長かったですが?
「前半に関しては、向こうもリスクを背負いたくないだろうし、僕らもカウンターで失点すると苦しくなる。悪いなりに0-0で前半を終えた事が、後半に繋がったのかなと思います」
-後半、先制するまでに危ない場面もありました
「相手の攻撃の形をある程度は絞れている中で、悪いボールの失い方で相手のやりたい事をやらせてしまった。そこは反省しないといけない」
-去年は10-0で横河ユースに勝っていました。相手が強くなっていると感じましたか?
「試合前の選手達にその話はしました。去年の結果は今に全く影響しない。むしろ相手にはプラスに働くんじゃないかと。じゃあ自分達は受けて立つのか、戦う気持ちも持って入るのか。そういう話はしました」
-受けて立ったというより、互角の勝負の中でこういう内容になったという事ですか?
「まだまだ自分達の力がこのくらいだと思っているし、やはり基本的な所がまだ低い。そこは想定内というか、ここまで何試合かやっていても同じ事が起きていました。これから改善しなければなと」
-今の時期はどういった事に取り組んでいますか?
「体力的に苦しい中で、いかに技術の精度を高くやれるかという所をクローズアップしています。疲れてきて軸がぶれて、ミスパスになってボールを奪いに行かないとといけない。そういう繰り返しだったと思うので、その辺はプロになるために必要かなと凄く思います」

<横河武蔵野FCユース監督のコメントは3ページ目に続く>

◆前後のページ | 1 2 | 3