#104 12/16 高円宮杯チャンピオンシップ サンフレッチェ広島ユースvs東京Vユース
東京ヴェルディユース・DF楠美圭史
-点差ほどの力の差はなかったと思いますが?
「個人個人で見たら、もしかしたら自分達の方が上手い選手は多いのかもしれません。でもサッカーはチームでやるものですし、相手の方がチームとして戦ってきていました。色々な面で相手が自分達より上回ってきたなという印象です」
-最初の失点は試合運びの部分でも痛かったのかなと思いますが?
「キーパーが倒れている中だったので、気持ち的には正直納得できない部分が多かったです。でも、そんな事はこれからもあると思いますし、それよりそこからどうやって盛り返していくかが自分達の課題だと思います」
-センターバックから見ていて、前と後ろが間延びしているのも感じていたと思いますが?
「先に2失点してしまったので、全体的に前がかりになるのは仕方ないですし、点を取りにいかなければならなかった。だから何とか後ろで我慢して、失点しないようにやっていこうと話していました」
-広島ユースの攻撃についてはいかがですか?
「人がドンドン出てきて、入れ替わりも多くて迫力のある攻撃でした。ああいうチームと対戦する機会はユースでは少なかったので、そういう相手とやれたのは今後に繋がるかなと思います」
東京ヴェルディユース・MF中島翔哉
-試合の感想を教えてください。
「完敗でした。気持ち良いくらいにやられました。10番を背負っている人が、最初のプレーでバックパスのミスをするのは論外というか、その場でユニフォームを脱がなきゃいけないくらいのプレーだった。もしこれが日本代表の試合とかチャンピオンズリーグの決勝だったら、一生使われないくらいのプレーだった」
-なかなか逆サイドを使えなかったと監督はおっしゃっていましたが?
「一対一で勝てる場面が多かったですけど、2人目3人目の動きがないといけなかった。今まで全員で攻撃、全員で守備をしていたのが、それが真っ二つに割れたりして、うまくいかなくてずるずるきてしまった。この1年間プレミアをやってきたんですけど、一番良くない試合でした」
-トップチームに参加していた選手とユースの選手が、融合しきれていなかったというのもありますか?
「練習や試合ですぐに合わないこともあるんですけど、上手い選手だったら誰とやっても合わせられると思います。チームが変わった中で結果を出せなかったことは、自分はまだまだだなと思います」
東京ヴェルディユース・FW高木大輔
-試合を振り返っていかがですか?
「決定機の数は同じくらいあったから、そこを決めたサンフレッチェに上回られたし、もったいない試合でした。自分達の力を出しきれたかと言えば、まだまだ出来たと思うし90分間もったいなかったと思います」
-東京Vユースなら0-1は追いついて逆転できる差だと思いますが?
「0-2の状況でもチャンスはあるなと思っていました。後半の早い時間帯に1点返して、あそこでもう少し押し込めれば良かったんですけど、逆に後手に回って守る方に入ってしまった。それはもったいなかったし、その中でどれだけできるかだと思うので、課題として二度と同じことを繰り返さないようにやっていくしかないです」
-力関係を考えればこういう点差で負けるような試合ではなかったと思いますが?
「気持ちの部分でサンフレッチェが上回っていたし、うちは結構個人プレーが多かったかなと思います。いつものパス回しとかが出せなくて、本当にもったいなかった。今まで出来ていたことを出せていれば点差は開かなかったし、もっと良い勝負をして勝てたと思うので、それが残念でした」
-個人プレーが多くなってしまったのはなぜだと感じますか?
「開始早々に失点して、『やらなきゃ』という気持ちになって、それがみんなでやるんじゃなくて個人でやる方向にいってしまったと思います。最初の失点が全てだなと思います」
-試合前、硬さはありましたか?
「試合前はなかったんですけど、ピッチに立った時の雰囲気とかすごく影響したのかなと思います。雰囲気に慣れている、慣れていないというのもありますし、あがっちゃう選手もいたと思います。それでみんな周りが見えなくてとりあえずドリブルから入っちゃうというのがあったのかもしれないです」
-相手の5番(MF平田惇)と24番(MF川辺駿)について、相手にしてみていかがでしたか?
「24番は代表でも一緒にやっていて、良い選手だなと思います。結構散らされたし、5番があそこにいることでうちの攻撃の一歩目のパスが止められました。すごく良いダブルボランチだなと思います」
(了)