#100 11/24 関東社会人サッカー大会 準決勝　坂戸シティー vs 青梅FC

相手の勢いに飲み込まれ逆転負けを喫す

先々週に行われた2回戦、青梅は前半で3-0としたにも関わらず、一時は同点にまで追いつかれている。だからこそ、あの時以上に集中して後半に入った。だが、またしても思い通りに試合を運ぶことが出来なかった。後半20分過ぎから出足が鈍くなり、相手の動きについていけない場面が目立つようになる。

27分、左CKから坂戸・DF久保田祐介が頭で合わせてゴールを割った。後半に入って前へ出てきた坂戸に、青梅はついていく事が出来なかった。そして遂に同点ゴールを許してしまう。足が止まった青梅を坂戸の勢いが飲み込む。34分、今度は右からのCKのこぼれ球をFW鈴木竜基が左足で蹴り込み、坂戸が逆転に成功した。

青梅は何とか攻撃に転じても、パスが繋がらない。相手の出足の鋭さは守備でも発揮され、結局、疲弊した青梅は最後まで相手を打ち崩すことができなかった。アディショナルタイムの4分間が終わり、試合終了。関東リーグ昇格を眼前に捉えながら、青梅は準決勝で涙を飲むことになった。翌日には3位決定戦があるが、気持ちを切り替えることは容易ではない。

ただそれでも、戦う理由がある。岩田が気持ちを込める。　「遠くまで来てくれたサポーター達のためにも、最後まで頑張りたい」　目標を達成することはできなかった。だが、いつでも青梅FCを支えてくれている人達がいることを、誰も忘れてはいない。だからこそ勝って2012年を締めくくらなければならない。

「ひとつでも上の順位で終わるのが責任」という福井の言葉は、青梅FC全員の言葉だ。

試合後の両チーム監督・選手コメント

坂戸シティFC・熊谷哲平監督

－試合を振り返っていかがですか？
「ここまでも一試合一試合楽しんでやってきました。選手全員がチームに貢献してくれていますし、楽しんでサッカーをやろうと。今日の選手達を見てもらえればわかるように、勝ったら100倍楽しいですし、私の掲げるエンジョイ・フットボールができました」
－先制を許しながら、後半に逆転できましたが？
「後半もブレることなくやってくれて、セットプレーから決めてくれました。相手は前にセットプレーから失点していたので、そこはしっかり分析していました」

青梅FC・北原由監督

－率直な感想を教えてください。
「残念でした。選手達は本当によく頑張ってくれたので、とても残念です」
－コンディション、メンタル面の調整についてはいかがですか？
「試合前もハーフタイムも非常に良い感じできていたけど、後半20分過ぎに足が動かなくなってしまった。1年間通しての積み重ねが足りないのかもしれない」
－課題にしていたセットプレーからの失点でしたが？
「そこは相手の気持ちの方が強かったんだろうし、その武器の磨き方の差が出たのかなと思います」
－勝つために何が足りなかったと感じますか？
「ウチが悪かったというより、相手が素晴らしかったと思う。そこに勝つ為にまた更に努力しないといけない」
－明日もまだ3位決定戦が残っていますが？
「1年間頑張ってきた仲間がいるので、チーム全体の力で頑張りたいと思います」

＜試合後の青梅FC選手コメントは3ページ目に続く＞